サプール:コンゴのおしゃれ男たち!着こなしのルールは?女性はいないの?

   

この記事の所要時間: 828

サプールというアフリカはコンゴ

オシャレな男たちが話題になっています。

平均月収3万円という貧しい暮らしの中で

ケンゾー、アルマーニ、ヨウジヤマモト、

イッセイミヤケなどの一流ブランドスーツを

購入し、オシャレに着飾って、優雅に

街に出る男たち。

 

埃っぽい街を頭のてっぺんから爪先まで、

隙なくピカピカにキメる彼らは、富裕層?

着飾ってどこに出かけるのでしょう?

デザイナーもインスプレーションを受けた

というサプールについて調べてみました。

 

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サプールの意味は?

 

サップ(SAPE)はフランス語の

Société des ambianceurs et des personnes élégantes

(おしゃれで優雅な紳士の会、エレガントで

愉快な仲間の会というほどの意味)の頭文字

をとったもの。

1950~1960年代のパリのファッションを

モチーフに装うコンゴの男性のファッション

スタイル。

 

高級スーツとともにハット、葉巻、パイプ、

ステッキなどの小道具も身に着け、あくまで

優雅で友好的な紳士としての装いであること

が身上。

 

こうしたサップを楽しむ人々をサプールと

いいます。

 

サプールの起源は?

サプールのスタイルは、1920年代のフランス

領コンゴの社会運動家アンドレ・マツワに

由来すると言われています。

 

1920年代、パリに住んでいたマツワは黒人差別

反対を唱える、コンゴ人のための自己啓発団体を

設立した社会運動家。

1922年、コンゴに一時帰国した際に

当時のパリ紳士の正装で母国に降り立ち、

洗練されたいでたちは、人々に大きな衝撃を

与えたと言います。

これによってコンゴの人々の中に、黒人の

解放と洗練されたファッションが潜在的に

関連付けられたのかもしれません。

彼は「サプールの父」と尊敬されています。

 

また1940~1950年代に現地の仕立て屋が

パリのファッションをまねた衣装を

作り始めたのが流行のきっかけとも

いわれています。

植民されたアフリカの住民にとってパリの

清潔で優雅なファッションは上質の生活と

ともに常に憧れの存在だったのでしょう。

 

その後、独立紛争などでいったんすたれる

サップですが、今後の国民的歌手パパ・

ウェンバが一流ブランドのスーツと帽子

といういでたちで一世を風靡し、国民服

の着用を強要されても、これに抵抗して

サプールをやめようとはしませんでした。

 

サプールのコンセプトは、

「武器を捨て、エレガントな装いをしよう」

単に着飾ることではなく、どんな状況に

あろうとも、意志をもって上質の人間で

あろうとすること、上質の人間たらんと

することといってもいいでしょう。

 

サプールのルールは?

ともかくサプールの実態をご覧ください。

はあ、かっこいいじゃございませんか。

日本人の体形や肌の色では、ここまで

オシャレには着こなせそうにないかも。

 

黒い肌に目の覚めるような美しい色彩の

スーツが鮮烈な印象を残すスプールの

着こなし。

スプールが何人も集まれば色とりどりで

とても華やか。

しかし、むやみに派手な色遣いをしている

わけではなく着こなしにはルールがあります。

  1. コーディネートで使用する色は最大3色まで
  2. モラルを重んじる。

2つ目はコーディネートにかかわるルール

ではありませんが、スプールの根底にある

重要な鉄則。

単に流行を追って着飾るのではなく、美学を

体現する一種のムーブメントといってもいい

彼らのファッションは衣装だけでなく、それを

身に着ける人間の素養こそが何より重要。

 

上質のスーツと同時に洗練された会話、

優雅な身のこなし、ユーモアやウィットの

センス、一緒にいる人を楽しませる思いやり

など、人と服とが相まって完成される

ファッション。

彼らにとっては路上がランウェイです。

 

サプールは何をするの?

 

サプールが活動するのは主に休日。

一張羅のスーツにブラシをかけ、靴を磨き

最高の身だしなみを整えて街に出かけます。

 

街に出ること自体が彼らのパフォーマンス。

優雅にステップを踏んで颯爽と街を歩き

声をかけられれば、愛想よく笑顔で応じる。

酒場でサプール仲間と交流し、しゃれた

ダンスも披露する。

 

声高に何かを主張したり、公演をしたりする

わけではなく、あくまで紳士として優雅に

生きるスタイルを示しているにすぎません。

 

ユニット活動をしているわけではないけれど、

彼らを見ることで、みんなが楽しい気持ちに

なったり、ちょっとオシャレの参考にしたり、

街のスター的存在でもあるわけです。

 

彼らは富裕層?

https://twitter.com/ppppki/status/708813465775788032

中部アフリカの国コンゴ共和国の首都、

ブラザヴィル。

人々の平均月収は3万円程度。

8割の人が1日1ドル程度で暮らしている

といいます。

 

しかし、サプールはブランドスーツから

小物までキメたファッションを楽しむ。

彼らは決して、ごく少数の富裕層という

わけではなく、着飾って出かける休日が

終われば、また水くみや清掃など労働の

日々が始まります。

 

サプールたちが「世界一見栄っ張り」と

言われるのはそのため。

多くのサプールは何カ月分もの月収を

ためてブランドスーツを購入します。

 

生活水準から見れば分不相応という声も

出そうですが、彼らにとってはその分を

生活に回して、ちょっとおいしいものを

食べたりすることよりも、人間としての

質を体現することが重要なのでしょう。

そして、難しい主義主張だけでなく

おしゃれが好きなんだろうな。

 

女性のサプールはいないの?

 

サプールはみんなスーツを着た男性ばかり。

女性はいないんでしょうか。

もともとのファッショニスタはアンドレ・

マツワやパパ・ウェンバだったせいか、

コンゴのサプールは男性ばかりのようです。

 

ただ、アフリカのガーナのウェブドラマ

ガーナ版「セックス・アンド・ザ・シティ」

と言われるウェブドラマ「An African City」

の中でヒロインたちが着ているファッション

を女性版スプールと見るむきもあるようです。

現地の伝統的なモードと欧米のファッション

が融合した独自のファッションは注目を集め

ているようですが、本家コンゴのサプールと

は設立の経緯が違うかもしれません。

 

もともとコンセプトありきのファッション

なので男の美学というのが、やっぱり

カッコいいかなという気持します。

ポール・スミスも注目しているという

サプール。

確かに3色以上使っていますが、あの縞々

とは共通するものがありますね。

本も何冊が出ています。
THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
平和をまとった紳士たち 日本語-英語版 SlowPhoto
WHAT IS SAPEUR ?――貧しくも世界一エレガントなコンゴの男たち

近年、注目を浴びているサプールですが、

こういう人たちが歩いている街っていう

環境は子供たちにも結構ポジティブな

影響を与えるのではないかと思います。

色彩感覚や着こなしのセンスは環境の中で

作られる部分も大きいと思うんですよ。

 

それに金やいい暮らしよりも、ポリシーを

重んじるという姿勢もカッコいい。

1人1人は有名人ではないけれど、

生きざまで人に影響を与えることが

できると思うんです。

 

ファッションに限らず、自分の信念を

貫くためには多少の不自由もいとわない

という気概がカッコいい。

そう、気概がなくなっているわ、私。

意地があるけど気概がない。

ちょっと反省しちゃいました。

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