東京五輪総合演出候補は誰?本命は野田秀樹でたけしや蜷川も

   

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2020年の東京五輪総合演出は誰が担当する

のかに徐々に関心が集まっています。

ちょっと前から北野武がたびたび名乗りを

上げていますが、私としては野田秀樹を

推したいです。

 

映画監督として世界的に認められている

たけしが「オレがやる!」と言えば、世間も

なんとなく納得してしまうかもしれませんが

彼以上にふさわしい人材はいるような……。

 

今日はその辺のお話を。

 

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東京五輪の総合演出候補は誰?

公式に候補が発表されているわけではなく

あくまで下馬評として名前が挙がっている

ということですが、自ら名乗りを挙げる

たけしの他にも何人かの名前が話題に

上っています。

今、 ネット上にある主な下馬評候補者は

以下のようなところでしょうか。

  • 北野武(コメディアン・映画監督・俳優)
  • 秋元康(作詞家、放送作家、プロデューサー、映画監督、漫画原作者)
  • 宮崎駿(映画監督、アニメーター、漫画家)
  • 三谷幸喜(劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督)
  • 宮藤官九郎(脚本家、俳優、作詞家、作曲家、放送作家、映画監督、演出家、ミュージシャン、濡れ場評論家)
  • 蜷川幸雄(演出家映画監督、俳優)
  • 野田秀樹(俳優、劇作家、演出家)

北野武は映像派?

 

北野武も一定の演出力は期待できますが

これまでに映像以外の大きな実績がないのが

やや不安材料です。

 

映画『座頭市』などではミュージカルばりに

迫力のあるタップシーンを見せるなど独自の

世界観は魅力的ではあります。

映像という箱の中での演出手法は舞台の

ステージング程度ならできると思うのですが

五輪会場という開かれた空間全体を動かす

のはどうなのでしょう。

 

秋元康:しょせん畑違い

 

なぜこの人の名前が挙がったのか、よく

分かりませんがプロデュース力を買われての

ことのようです。

 

しかし、アイドルユニットを企画して

売り出していく戦略を立てるのと、実際に

俳優を動かして演出するのとでは、まるで

違う仕事だと思うんですよね。

 

作詞家でプロデューサーの彼は現場で世界を

作っていくよりも、机上で構想を練ること

こそが得意な分野なのではないでしょうか。

 

宮崎駿:これも大きく畑違い

 

ジブリアニメで世界的に評価されていること

から名前が挙がったのでしょうか。

これもちょっと無理だろうと思われる候補

です。

やれと言われても本人が受けないのではない

でしょうか。

もちろん絵コンテは描けるでしょうが、

実際に空間に人や物を配置して動かしたこと

がない人に任せるのは無謀だと思います。

 

三谷幸喜:ウケ狙いで大きな会場は作れない

 

三谷幸喜は面白い作品もあるのですが、

ハズレも多いです。

演出や映画監督もしていますが本質的に

脚本家だと思うんですよね。

 

舞台の面白さも脚本の力、台詞の力による

ところが大きく、ステージ自体に独自の

オリジナリティはさほど感じられません。

 

『真田丸』もそうですが、舞台でも役者に

あて書きをすることで知られている作家です。

「あの俳優が言えば面白い」

というような台詞は上手ですよね。

面白い作品も特に個性的とか異色作品という

わけではなく、万人に分かりやすく面白い

作品というイメージです。

五輪の演出となれば個人の個性のみに頼らず

モブを動かして躍動感を出す――文章上の

ウィットではなく立体的な世界を構築する

力が要求されると思いますが、そういう面

ではちょっと弱いかと。

ごく平凡な物になりそうです。

世界に誇れる最先端の演出は難しそう。

最近の映画やドラマを見ていると、ないかな。

 

宮藤官九郎:面白いけど

 

クドカンは面白いし、オゲージュツ一辺倒に

陥らない新しい感覚が期待できるかと思うの

ですが、やっぱり書くのが上手な人という気が

します。

わりに小さな世界でのディテールを書くことで

面白さを発揮できる演出家ではないでしょうか。

やっぱり文章としての構成力や台詞のセンス

だけでは難しいかも。

 

蜷川幸雄:大御所だけどやや古い?

 

蜷川演出は、好みはあると思いますが国際的にも

評価が高いですし、人や衣装もオブジェクト

としてとらえる視覚的なステージングが期待

できそうです。

娘さんの写真家・蜷川実夏と組むという手も

あるでしょう。

ただ最近では車イスで鼻にチューブをつけて

演出をしている状態のようなので健康面で

不安もあります。

 

それに「世界の蜷川」と言われて久しい

ですから、若手の人材もいることを示したい

気もするんですよ。

 

野田秀樹:最適人物!

 

個人的には野田秀樹以上に勝る人物は

いないのではないかと思っています。

彼は作家であり演出家であり演技者でもある。

作品を見ても小さな世話物に収まることなく

原発や天皇制などの問題を取り上げつつ、

単なる社会派の味気ない作品に陥らない。

常に独自の躍動感と立体的な世界観を感じ

させてきました。

 

舞台と客席という関係ではなく劇場全体を

1つの世界観で埋め尽くすようなエネルギー

があると思うんです。

 

小劇場で名を成した人ですが、小劇場だから

こじんまりではなく、その頃から舞台を所狭し

と走り回って劇場全体の空気を動かしている

ような演出と演技が魅力でした。

言葉遊びのようなセリフの面白さで

煙に巻かれて、見た後に人に説明しようと

思ってもできないんだけれど、何だか感動

してしまう。

論理的に理解する以上に体感するような

舞台。

ダイナミックな中にも繊細さがあり、

でも、こじんまりとは収まらない。

 

野田秀樹が演出するとなれば、どんなものに

なるかは想像もつきませんが、意表をつく

面白さは期待できると思います。

 

映画監督よりも舞台演出家?

 

ビートたけしが自ら名乗りを挙げた

言葉の中で、

「北京もロンドンも映画監督が演出してる。

だったら東京は俺!」

と言っていますが、それがさほど成功して

いるとは思わないんですよね。

 

北京五輪はチャン・イーモー(張芸謀)が

芸術的で中国らしく美しくまとめましたが

CCTVのドキュメンタリー番組のオープニング

を見るようなイメージでした。

 

ロンドンのヘリからジェームズボンドと

女王陛下が降りてくるというのも、

「……で?」

という印象。

確かにスゴイっちゃすごいんですけどね。

全体として気持ちが高揚するような感動

がない。

もっと見ている者は取り込まれるような

勢いが必要だと思うんですよ。

 

98年の長野五輪で演出家の浅利慶太が大不評

だったこともありますし、演出家ならいいとは

言いません。

大舞台を動かせる才能のある演出家でなきゃ

もちろん問題外です。

そんなこんなで個人的には野田秀樹一本推し

なんですが、こういうのはどうしたって

自分のごひいきの人材を推したくなるのは

無理もないこと。

まだ名前が挙がっていない人材を推薦したい

という方もいると思います。

皆さまのイチオシは誰でしょう?

 

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