羽田圭介: 芥川賞作家文章力と3食鶏ハム自炊の秘密!TV出演の理由は?

      2016/02/13

この記事の所要時間: 627

画像出典:http://logmi.jp

2015年、ピース又吉の『火花』と同時に

芥川賞を受賞し、「ピース又吉じゃないほう

と言われた羽田圭介さんですが、最近では

メディアへの露出度も高く、すっかり

タレントさんの1人のような印象。

ブレイクしたといってもいいのでは

ないでしょうか。

逆にピース又吉のほうが文学者のように

扱われているような気がします。

 

芥川賞作家というと、小説だけに人生を

賭けていて寡黙だけど、しゃべり出したら

難しいことを言いそうな印象がありますが、

羽田さんはタレント並みの露出度や、

芸人かと思うほどのぶっちゃけトーク、

軽妙な文体など、どれをとってもこれまでの

芥川賞作家とは一味違います。

そんな羽田圭介さんについて調べてみました。

 

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羽田圭介:プロフィール

 

氏名:羽田圭介(はだ けいすけ)

生年月日:1985年10月19日

最終学歴:明治大学商学部

職業:小説家

趣味:声楽、観葉植物観賞

処女作:『黒令水』

主な受賞歴:『黒令水』(第40回文藝賞)

『スクラップ・アンド・ビルド』(第153回芥川賞)

 

彼の顔を見ると棟方志功の絵のようだな

といつも思ってしまいます。

くっきりしたなかなかイケメンだと思います。

 

芥川賞受賞作家の文章力を磨いた方法とは?

 

羽田さんは小学校の頃、中学受験のため塾に

通い始め、母親が塾の講師から受けた

文章力を向上させるためのアドバイスで

夏休みに毎日、朝日新聞「天声人語」の

要約をやらせられていたそうです。

 

当初は、ほとんど全文を書き写すことしか

できなかった羽田さんも、数日すると

半分、そして三分の一に要約できるように

なり、要約が苦痛で亡くなったとのこと。

要約ができるようになったことを文章力が

ついたと認識し、

「自分の文章力を過信したゆえに小説家を

目指した」

と本人は書いています。

 

しかし、必ずしもイコールではないにしろ、

要約力は文章力や思考力につながるのは

確かだと思います。

要約は単に機械的に数字を減らすのではなく

内容を理解しなければできません。

理解した上でエッセンスを端的に言い表す

訓練は、レトリックのセンスを磨くことには

ならないかもしれませんが、文章の核という

感覚をつかむにはいいですよね。

 

バレエのバーレッスン、ピアノの運指練習

のような役割を果たすんじゃないかな。

基本は早いうちに身に着けるほど、応用が

利くようになりますよね。

 

露出度の高さのぶっちゃけトークの異色の芥川作家

 

そんなストイックな文章修業が功を奏したのか

志を果たして小説家になった上に芥川賞を

受賞して、名実ともに押しも押されもせぬ

著名小説家になったわけですが、今では

テレビでもおなじみの顔になり、

「羽田圭介の小説は読んでいないけど、

彼の顔は知っている」

という人も多いと思います。

 

『火花』とのW受賞に関して

「一緒に受賞できてラッキー。

便乗できて本が売れるならいいこと」

「メディアへの露出は創作費用を

今のうちに稼いでおくため」

などと語ったり、印税やテレビのギャラを

明かしたりと、普通は言わないお金の話も

ぶちゃける姿勢が逆に新鮮なんですよね。

 

実際に話しも面白いんですが、特に奇を

てらって笑いや話題を取りにいっている

という印象じゃないのが、逆に魅力の秘密

かもしれません。

 

あそこまで徹底してはいませんがある意味

明石家さんまにちょっと近いスタンスかも。

 

聖飢魔IIとデーモン小暮閣下のファンで

芥川賞の選考結果を待つ際にも閣下の

メイクを施したうえで

「受賞したらこのメイクで『WINNER!』を

歌おう」と待ち構えていたとのこと。

 

本人はメディアへの露出を

「創作費用のため」

と公言しています。

 

執筆中心の生活:3食同じメニュー

 

「ものすごく奇抜で変人」

というような人ではなく、一見普通っぽいし

ちゃんとしたロジックで話せる知的な

人ではあるけれど、人とは違うこだわりが

あってそこが面白いタイプの人だと思います。

 

一見芸人のような新しい作家に見えるけれど、

生活のすべてを執筆中心に考えているところは

実は昔気質な小説家なんだと思えます。

 

特に面白いと思ったのは、1日3食同じ物を

食べているというエピソード。

随分前にテレビで話していた気がするので

今はもう違うかもしれませんが、時間と

お金を節約するために3食同じメニューを

自炊すると話していました。

そのメニューとは――

  • 鶏ハムサラダ
  • 納豆
  • 味噌汁
  • ご飯

鶏ハムは自分で作るんだそうです。

動物タンパクと植物タンパクと野菜

発酵食品のみそ、炭水化物という

バランスのいい食事ですよね。

嗜好ではなく健康のための機能面を

重視した食事なんでしょう。

 

番組の中では「3食同じ」という点が

驚かれていたようですが、私は

「それもありだな」と思いました。

自分も、やりたい作業がある時は3食

同じでも全然かまわないほうなので。

というかご飯だけでも、パンだけでも

いい。

 

執筆の合間にする筋トレは小説を

書き始めた時から続けているそうですが、

決して体を鍛えたいとか趣味とかいう

わけではなく、あくまで気分転換なんだ

そうです。

 

「趣味は人間を高めない。

人間を向上させるのは仕事」

と言い切る羽田さん。

小説を書くことは趣味ではなく

きっちりライフワークなんですね。

ま、当然っていやぁ当然ですか。

 

タレント張りの活動で好感度も高く

器用そうに思えますし、テレビに出るのは

二足のわらじへの指向もあるのかなと

思ったりしましたが、タレントとしての

自分を売り込みたいわけではなく、

あくまで自分が書く物に関心を集めるための

PRと資金調達が目的のようです。

私は受賞作の『スクラップ・アンド・ビルド』

しか読んでいないのですが、読みやすく

まさに現代の芥川賞という印象でした。

でも、そう言えば芥川賞も最近は楊逸さんの

ような作品も選んでいたなぁ。

 

何を持って純文学とするかは人によって

基準が違うでしょうけれど、文学である

からこそ時代と共に変わる必要はあるの

かもしれませんね。

 

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