花柳流四代目は誰が継ぐ?お家騒動これまでの流れ!裁判の結果は?

      2016/05/25

この記事の所要時間: 531

画像出典:http://japaneseclass.jp

日本舞踊の最大流派である花柳流で

お家騒動が泥沼化して、ついに裁判沙汰に

まで発展しています。

 

三代目亡き後に四代目を誰が継ぐのか。

自ら四代目を宣言した花柳寛氏と

三代目から四代目後継者を指名された

と自称する花柳貴彦氏が正面から対立する

形になっています。

 

本日その証人尋問が行われていますが、

今後、どんな判決が下されるのでしょうか?

 

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なぜ後継者問題が起こったか?

 

そもそも、なぜ問題が起こったか?

その辺をちょっくら調べてみました。

 

初代花柳壽輔(芳次郎)

二代目花柳壽輔(芳三郎)

三代目花柳壽輔(若葉)

 

初代から三代目までは実子が継ぐ形で襲名が

行われてきました。

しかし、三代目の花柳若葉さんには子供が

いないので、誰が継ぐかが問題になった

わけです。

そして三代目は後継者に関して文書などに

残さずに他界してしまった。

 

その状況で四代目の葬儀の場で現在、

四代目を名乗る花柳寛氏が自ら四代目壽輔の

襲名を宣言

これと同時に花柳貴彦氏を除名。

寛氏は三代目の後見であり葬儀では喪主も

務めていました。

その場では反対の声などはでなかったと

言われています。

 

しかし三代目の従姉妹の子であり、

三代目の叔父、人間国宝の花柳壽楽の孫

である花柳貴彦(青山貴彦)氏は

三代目の生前に四代目に指名された

と主張しています。

 

対立の陰には派閥争い?

 

花柳寛氏は自身が四代目襲名を宣言すると

同時に花柳貴彦氏を除名。

 

その理由として

  • 上演手続きが必要な演目を無断で上演し
    再三言っても聞き入れなかった。
  • 除名した人物を舞踊会に出演させた。

上記の2つを挙げています。

 

これに対し、花柳貴彦は

  • 上演の申請は条文化された規則ではない。
  • 除名処分自体が不当であるため、門弟として
    出演させたことは不当ではない。

と主張し、自らの除名の理由を納得

できないとしています。

 

寛氏が先に除名した人物とは貴彦氏の擁護派

だったようで、その辺を見ると後の禍根を

断つための行動とも思われますね。

 

貴彦氏の擁護派は、現状ではこうでも

いずれは貴彦氏を家元にと考えている

ようですが、寛氏は自身の孫である

六代目花柳芳次郎(花柳創右)氏を次期跡継ぎに

指名しています。

ここではっきりさせないと後々まで泥沼が

続きそうですね。

 

花柳貴彦氏とは?

 

花柳貴彦氏は現在40歳、花柳流の

若きプリンス」と言われている人です。

幼い頃より人間国宝である祖父の下で

研鑽を積み、平成3年に名取となって

花柳貴彦の名を許されました。

 

その後、早稲田大学入学と同時にいったん

日本舞踊の世界から離れ、大学院卒業後は

清水建設に入社。

 

2002年に三代目家元から四代目襲名を前提に

日本舞踊の世界に戻るようにとの要請を受け

会社を辞めて、家元修行を積んできました。

三代目は周囲には貴彦氏を四代目として

紹介していたようですが、明文化も公式

発表もしていないため、現在の対立が

起こっているわけです。

 

こちらが花柳貴彦氏の踊り。

いったんは会社勤めをしていたものの

幼少期に人間国宝の薫陶を受けた方ですから

基本が違うんでしょうね。

上手な方の素踊りというのは本当に

味わい深いものです。

場の空気自体が変わりますよね。

 

裁判の行方は?

 

どちらに軍配が上がるかは、まったく未知数です。

しかし、すでに花柳寛氏が四代目の名跡を襲名

してしまっていること。

流派幹部全員がそろっている葬儀の場で襲名を

宣言した際に反対がでなかったこと。

また今日の証人尋問での双方の証言者

花柳千代氏と花柳寿南海氏はともに

91歳の高齢。

花柳千代氏が三代目から「彼を四代目に」と

聞いた話はハッキリしているようですが

花柳寿南海氏に関しては過去の発言と

一致していないような状況もあり一見すると

貴彦氏は不利なのかな――

と思ったんですが、

平成24年、東京家庭裁判所では

寛氏による四代目の承継は三世(若葉氏)の

意思に沿うものではない。

三世は死亡直前まで貴彦を四代目家元候補とする

意思を持っていたと判断。

東京高等裁判所も東京家裁と同様の判断を

示しているそうです。

とするとこれは貴彦氏が優勢という

気がしますね。

 

たぶん内情を知らない一般人、特に女性は

貴彦氏の支持派が多いのではないかと思います。

端正なルックスと取材などでも冷静で人格を

感じさせる物腰を見ていると私利私欲で

手に入れようとする人物には思えないん

ですよね。

ま、会ったこともない方ですし、

人は見かけによらないとも言いますが……。

秘かに応援してしまいます。

今後の成り行きに注目したいと思います。

 

5月25日、裁判には訴訟したものの、

まだ問題はこれからが正念場です。

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