慢性活動性EBウイルス感染症とは?致死率が高い難病の症状は?

      2016/02/13

この記事の所要時間: 334

10月に亡くなった声優の松来未祐さんの

病名が「慢性活動性EBウイルス感染症

(CAEBウィルス)で死因は悪性リンパ腫

であることがご遺族から発表されました。

 

「慢性活動性EBウイルス感染症」

聞き慣れない病名です。

そして、死因は別の悪性リンパ種?

 

どういう病気だったんでしょう。

ちょっと調べてみました。

 

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慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)とは?

 

文字どおりEBウイルスが慢性的に体内で

活動、増殖を続ける病気だそうです。

 

というとEBウイルスが悪者のように思われ

ますが、EBウイルス自体が誰でも思春期

までに自然に感染しているウィルスで、

リンパ内で増殖するものの風邪や扁桃腺炎

などの症状、あるいは無自覚のうちに

免疫機構によって抗体が作られて、その後は

このウイルスによる問題が起こることは

なくなり、日本人の90%が抗体を持っている

と言われています。

 

しかし、初感染の際やすでに感染済みの人に

おいて免疫制御されていたウィルスが何らか

のきっかけで再活性化することがあり、

そうなるとリンパ球の中で慢性的に増殖して

重症化する、これが慢性活動性EBウイルス

感染症です。

 

しかし、発症のメカニズムはまだ不明で

症例も少ないことなどから治療が難しい

難病となっています。

 

慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)の症状は

 

長期に渡る原因不明の高熱、血球減少による

貧血・出血症状、肝脾腫など重い症状で

医療機関にかかり検査をして初めて、そう診断

されることが多いのです。

しかし激烈な症状が出ずに慢性的な疲労感

として現れることもあります。

慢性疲労症候群というのも診断基準や原因

が難しい病気ですが、その中に慢性活動性

EBウイルス感染症が含まれていることもある。

そういう場合には発見が遅れることも多いわけです。

 

死因は慢性活動性EBウイルス感染症じゃないの?

 

松来未祐さんの死因は悪性リンパ腫と発表

されています。

この病気はEBウイルスが活性化し

リンパ球の中で増殖するのですが、

その症状がどう現れるかは上述のように

さまざまです。

 

風邪などでもウイルスへの感染は病因では

ありますが、発熱や肺炎などその症状は

さまざまなのと同じだと思います。

 

ウイルスに感染したリンパ球が骨髄液に浸潤する

ことで神経障害を呈し髄膜炎、脳炎、横断性

脊髄炎を呈し、意識障害、痙攣、歩行障害など

の症状を呈することも、最終的に多臓器不全や

悪性リンパ腫――つまり血液のがんになること

もあります。

 

体中を巡るリンパの中でウイルスが増殖する

ことで問題は様々な箇所で起こり得るということ

のようです。

 

慢性活動性EBウイルス感染症によって

悪性リンパ腫に発展したということですね。

松来さんは、まだ38歳でした。

なぜEBウイルスが再活性化するのか

原因が分からないので予防のしようも

ありません。

 

できるだけ健康に心がけるといっても

世間の情報もいろいろなので、確実な

健康法があるわけでもありません。

 

自分がやりたいこと、やるべきことを

して、最後の瞬間に少しでも後悔の

少ない人生を送るように努めるしか

ないような気がしますね。

 

「取るべきは勇気を持って取る。

手放すべきは執着せずに手放す」

これがスギサクの理想です。

 

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