エルサレムで王の印章発見!ヒゼキヤって誰?図案や文字は?

      2016/02/13

この記事の所要時間: 353

エルサレムで2700年前の王の印章が出土して

いたそうです。

しかも、なんとゴミ捨て場から!

といっても燃えないゴミの集積所というわけ

ではなく古代のゴミ捨て場――古代遺跡から

発見されたということです。

 

発掘を行ったエイラト・マザル氏によると

この印章は紀元前8世紀の頃のユダヤの王

ヒゼキヤ本人の物」と見られるそうなん

ですよ。

 

なるほどー! それはスゴイ!

――って、ヒゼキヤって誰よ?

というわけで調べてきました。

 

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ヒゼキヤ王って誰?

Hezekiah2

ヘブライ大学の考古班がエルサレムの旧市街

に近い古代のゴミ捨て場から見つけた粘土製

の印章。

他のゴミと一緒に捨てられていて、パピ

ルスで包まれ密封されていたそうです。

表面に刻まれた文字を解読すると

ユダ王アハズ(の子)ヒゼキヤのもの

と書かれていることが分かりました。

 

ユダヤの王だというヒゼキヤってどんな人

なんでしょう。

 

ヒゼキヤは紀元前715~686年にユダヤを

治めた王で、聖書「列王記下」18章5節には

「ヒゼキヤはヤハウエをイスラエルの神とし

どのユダヤ王も彼には及ばない」

とあります。

当時オリエントでは国家間の主従関係で他国

の神を崇拝させられることも多かったけれど、

彼は民族真であるヤハウエ信仰を重視した点が

敬虔な王として高く評価されていたようです。

 

行政においては税制を簡素化し、畜産の発展

穀物の備蓄確保、国境の守りの強化、城壁の

修復、シロアムの地下水路建設、エルサレムを

包囲したアッシリア王センナケリブを撤退

させるなど、産業発展から国防、インフラ

強化まで力を発揮した王だったようですね。

 

なるほど、スギサクには初耳だった人ですが、

なかなかの大人物であります。

この印章が発見されたことで、聖書に登場した

いわゆる伝説の王が実在した人物であった

可能性が高まったわけであります。

 

印章に描かれていたものは?

Hezekiah1画像出典:http://www.chileprotestante.com

約1㎝強の印章はパピルスに押印する際に

使われていたもの。

エジプト風の図案――太陽あるいは太陽神

「ラー」のシンボルである双翼と生命の象徴

であるアンク十字(Ankh)が刻まれています。

 

マザル氏によると紀元前2000年頃の

エルサレム地域ではエジプトの図案が広く

普及していたけれど、すでに本来の意味

ではなく、聖書の神を敬うシンボルとして

使われていたということ。

 

なるほどエジプトの太陽神を信仰していた

わけではないということですね。

 

ニュースを見て昨日今日に発見されたのか

と思いましたが、印章はすでに2009年に

発見されていたそうです。

しかし、その来歴が確定できずお蔵入り。

ヘブライ大学の研究班が拡大鏡を使用して

文字を解読したことで、

「ユダ王アハズ(の子)ヒゼキヤのもの」

と書かれていることが分かりました。

 

骨董市場にはヒゼキヤの名前のある印章が

出回っているものの、考古調査を経て発見

されたのはこれが初めてのことで、非常に

価値がある発見だそうです。

 

また一つ聖書の背景にあった事実が解明された

ってわけですね。

しかし、王ともあろう人物でも粘土製の印章

とは、けっこう質素なんだなぁ。

普段使いはこんなものだったんでしょうか。

 

しかし、これまでにも聖骸布だとかノアの

方舟の破片だとか、本物かどうかは

別として、聖書にまつわる発見がいくつも

されていますが、こうしてみると聖書は

かなり史実に基づいて書かれているのかなぁ。

しかし、まったく主観の入らない史実という

のもあり得ませんしね。

うーん、しかしロマンがあることは間違いないです。

 

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