「日本人お断り」の外国人専門店の勝算は?需要は日本文化の体験!

      2016/02/02

この記事の所要時間: 330

爆買いのために訪日する中国人観光客の

消費を当て込んだ「日本人お断り」の店が

日本で増えつつあるようです。

 

ネット上では「日本人に対する差別だ!」

「こっちもそのほうが助かる」など

さまざまな意見があるようですね。

 

実際、効果はあるんでしょうか?

ちょっと考えてみました。

スポンサーリンク

外国人専門店は中国の方が先

 

原則日本人を「お断り」とする外国人専門店。

その対象となっているのは主に中国人です。

 

面白いのはかつて中国にも外国人専門店が

あり、日本人観光客も当然その対象だった

ことです。

 

といっても中国での外国人専門店は外貨獲得

ももちろんですが国家の社会制度からくる

措置で日本のように企業の消費拡大という

目的とはちょっと違います。

 

特色ある社会主義でなくバリバリ社会主義国

だった頃、またその名残が今より多く残って

いる頃の中国では外貨の国内での流通を回避

するため、外国人のみ使用できる外貨兌換券

を設定していました。

国民と外国人との接触を避けるためなどの

理由から必然的に必要だった措置と言える

でしょう。

 

ですから原則として外国人はホテルも

レストランも価格設定の高い外国人専門店

しか使用できず、バッグパッカーはいかに

中国人用の施設を利用するか。

いかにお得なレートで兌換券を人民元に

両替するかに情熱を傾けていました。

もちろん貧乏旅行を長く続けるために

少しでも旅費を安く上げる目的もありますが、

いかに現地の生活を味わうかが楽しかったん

だと思います。

「日本人お断り」は中国人にアピールするのか?

 

今の中国人観光客は爆買いで分かるように

お金を消費するために来ているような部分も

あって、価値を感じるものには惜しげもなく

お金を出すので、外国人専門店とすることで

提供できるサービスを彼らが「いい!」と

思えば勝算はあるでしょう。

基本的に年配の消費者による需要は一定量

あるかもしれませんね。

爆買いブームが続くうちは。

 

 

クオリティが勝負

 

しかし、最近の中国人は単なる爆買いから

「日本の文化を体験したい」という体験型

の旅行を求める傾向が強くなっています。

 

茶道や和服体験など日本独自の文化を

味わうことを目的とする観光客が増えて

いるので、より日本的で質の高いサービスを

目指すことがポイントかな。

 

最近の中国のハイエンド層は

「マオタイよりも高級茶、満漢全席より

精進料理、洋楽より古琴など楽器演奏」

という精神性を重視する傾向が強いので

そういう線をターゲットとするなら今後

長く需要が続くかもしれません。

 

安易な外国人専門店は北京の前門にある

おのぼりさん専用のお土産屋的な印象を

与えそうな予感。

 

外国人専門店で価格も観光客向けに高く

設定するなら、中途半端でなくガツンと

高くして、それに見合うクオリティの

サービスを提供する。

そういう形なら爆買いブームが去っても

生き残れるかもしれません。

目先のツアーでやってくる爆買い観光客

のみを相手にするのでなく、より長い

スタンスで考えると、中国人だけでなく

各国のハイエンド層にアピールできる

んじゃないかと思います。

何にしてもこういう店は大量には必要ない

ですよね。

まあ、自然に淘汰されるでしょうけど。

 

 - 社会ニュース, びっくり!