アブドルハミド・アバウドがパリテロ首謀者?IS参加からこれまでの経緯

      2016/03/23

この記事の所要時間: 614

画像出典:http://www.dailymail.co.uk

昨日、パリ郊外のサン・ドニで同時多発テロ

の捜査を行っていた警察隊が武装グループと

銃撃戦になり1人自爆 1人射殺 5人が逮捕

されました。

 

警察は首謀者とされるアブドルハミド・

アバウド容疑者を拘束するため、アパートに

家宅捜査に入ったということですが、逮捕者の

中にアバウド容疑者がいたかどうかは分かって

いません。

 

今のところ今回の事件の首謀者と見られている

モロッコからのベルギー移民アブドルハミド・アバウド。

 

イスラム国(IS)内部でも、もっとも活発な

策謀者の1人と見られている男。

彼はどのような人物なのでしょうか。

情報を探してみました。

 

スポンサーリンク

テロの首謀者はわずか27

アブドルハミド・アバウド容疑者の出身地は

ベルギーの首都ブリュッセルの郊外

モーレンベーク。

この地域はパリ同時多発テロに参与したテロリスト

が何人も住んでいた街です。

 

父親のオマールはモーレンベーク

食料品店を経営、貧困地域でも一家は

中流の生活をしていました。

 

12歳でトップレベルの中学に進学。

しかし財布から金を盗むなど同級生からは

嫌われていたようです。

教師にも反抗的だったため1年ほどで退学。

その後は、不良グループと関わり犯罪に

手を染めるように。

逃亡中のサラ・アブデスラム容疑者は

近所に住んでいてこの頃に知り合って

いたようです。

2010年、2人は強盗事件を起こしています。

 

強盗事件で収監されている間に過激思想に

感化された可能性も。

 

2014年1月には13歳の弟のユーネスを

シリアに連れてシリア行き弟もISに参加。

シリア作戦における最年少のベルギー籍

ジハーディストになっています。

 

2014年初め、アバウド容疑者はイスラム国

(IS)に参加し、ギリシャからベルギー東部の

ベルビエ市でのテロ襲撃を計画。

しかし、今年1月に計画が露見してからは

ヨーロッパ各国で追跡を逃れてきました。

 

I S内部では比較的高い階級にいるようです。

ISに参加して年月も浅いうちに大きな

活動を任されていることからも内部で

実力を認められた人物なのでしょう。

 

ISに関わる前から何らかの反動的な活動の

実績があったのかもしれません。

その実力を買われて勧誘された可能性も

あります。

 

今年2月、ISの電子雑誌「DABIQ(ダービグ)」

英語版の取材で彼はすでにシリアに戻った

ことを明かすとともに、それまで公安当局の

目をくぐり抜け欧州諸国を移動しながらテロの

計画を立てると同時に武器の調達をしてきた

ことを明かしています。

 

今年8月、パリ発アムステルダム行きの列車を

襲撃しようとしたモロッコ人のアイユーブ・

ハッザーニとの接触があったという説もあります。

 

5月の段階で名前は挙がっていた

 

ベルギー警察によるとアバウド容疑者が

パリの襲撃事件の首謀者であることの

確認はまだとれていないということです。

 

しかし、これまでにもヨーロッパを攻撃する

意図があることは公言していて、

「私の名前と顔が全世界に知られたとしても

私は依然、無事なまま彼らの国家にいながら

彼らを攻撃する」

と不敵な言葉を残しています。

 

また、アメリカの情報分析家は5月の段階で

「ベルギーでのテロが失敗に終わったことで

ISはヨーロッパ内部で致命的なテロを起こす

可能性がある」

と警告していました。

 

さらにアメリカ国土安全保障省の5月の報告

では、すでにアブドルハミド・アバウド容疑者

の名前が要注意人物として挙がっています。

 

父親から「悪魔」と言われる男

 

11月18日の急襲作戦を受けて命を落とした

アバウド容疑者。

父親のオマール・アバウド氏は息子が命を

落としたことを聞き、

「安心した息子は悪魔だ。

唯一残念なことは、生きて捕まえられ

なかったことだ」

と話したとのこと。

彼の口から過激な犯罪に走った理由や

弟まで引き込んだわけを知りたかった

ようです。

 

移民はどの国でも差別を受けいい仕事には

就けない。

血の気の多い若者が不満を暴力で発散

させることは容易に想像されます。

また、屈辱的で貧しい生活を送る彼らに

民族の誇りとともに贅沢をほのめかせば

組織への勧誘は難しくないでしょう。

 

たとえ今回アブドルハミド・アバウド

容疑者を捕らえたとしても、その後ろには

何人もの第2・第3のアブドルハミドがいる。

 

彼の言葉どおり全世界が彼の名前と顔を

知って彼は追われる状況となったわけですが

自信満々な言葉はそれだけの人脈や手段を

持っていることの証でしょうか。

あるいは、彼の背後に大量に控えている

彼と意志を同じくする存在を指している

と考えるのはちょっと文学的すぎでしょうか。

 

11月19日夜:追記

 

18日午前、パリ近郊サン・ドニで行われた

銃撃戦で容疑者2人が死亡。

そのうち1人の遺体がアバウド容疑者である

ことが指紋などから確認されたそうです。

また彼も実行犯の1人である可能性も

浮上しています。

なぜベルギーはテロリストの温床となった?難民受け入れのリスクは?

ISが最新映像公開!攻撃国に台湾国旗!?日本人も名指しで標的に!

「DAESH」への呼称変更はなぜ?IS・ISIS・ISILに違いはあるの?

サラ・アブデスラム:パリテロ犯行前後の行動!今はどこに潜伏?

パリ同時テロ:仏はISにテロの口実を与えた?国内外に抱える問題とは?

パリ同時多発テロ:なぜフランスで起きた?IS の標的となり得る根拠は?

TATP(過酸化アセトン):薬局で買える物質で製造可能?テロリストが常用!

テロ決行は13日の金曜日?次は5月13日!伊勢志摩サミット前が危険?

ロシア機墜落は過激派組織ISISの爆弾のせい?テロとすれば目的は何?

ロシア機墜落の予知夢でパーサーが辞職して難を逃れた?予知か既知か?

 - ISIS, 国際ニュース