南昌海昏侯墓から中国最古の孔子の絵が出土!墓の主は誰?劉賀か?

      2016/02/13

この記事の所要時間: 418

画像出典:http://www.jxnews.com.cn

11月14日午前9時、中国江西省南昌市の

南昌海昏侯墓の主室発掘作業が始まりました。

殺伐としたんニュースばかりが続く中で

ちょっと興味深いニュースですね。

実質的には墓暴きなんですけど。

 

すでに、いくつかの貴重な文物も出土

しているんですよ。

 

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中国最古の孔子の肖像画と馬蹄形の金器出土!

matijin画像出典:http://society.people.com.cn

やまぶき色~( ˘ ³˘)❤

今回、主墓室ではひと組の漆器の屏風、

卵大の馬蹄形の金器が発見されています。

 

屏風の表面には孔子の生涯が記されると同時に、

孔子の肖像画も描かれていました。

考古学者によるとこれは中国最古の孔子の

肖像画と考えられるそうです。

 

これは今後の孔子の実像に迫る研究における

貴重な資料でとなります。

また屏風の側面には前漢当時の支配階級が

百科を退け儒学を尊んでいた事実が裏付け

られているそうです。

 

その中の1枚には隷書で題字が「孔子」と

書かれているのが判別でき、上下に2人の

人物像が描かれていて、上の像は影絵に似た

輪郭が見て取れ、下の人物像は頭部が

あいまいなものの襟元は細部まではっきり

しているとのこと。

 

海昏侯墓発掘チームの副長で陝西省

考古研究院の張仲立研究員は

「題字から判断して孔子を描いた物と

考えられる」

と紹介しています。

koushi画像出典:http://www.23yy.com

孔子と言えばよく知られているのはこの画像
もう少しイイ男であってほしい気がします。
なんせ聖人ですから。
これでは、あんまり……。

 

馬蹄型の金器の底には「上」の文字が

刻まれています。

チームリーダーの楊軍介氏によると、

おそらく皇帝が諸侯に下賜したものと

見られるそうです。

 

南昌海昏侯墓とは?

 

海昏侯墓は南昌市新建区大塘坪郷観西村の

東南約1キロの位置する墎墩山にあり、

古墳面積は約4万平米、2001年から始まった

発掘で5年近くの間に1万平米を発掘済み。

金器、青銅器、鉄器、玉器、漆木器、紡績品、

陶磁器、竹簡、木簡など貴重な文物が1万点

以上出土しています。

 

この古墳には漢代の上層階級の墓所が持つ

重要な特徴を備え、その考古学的価値は

馬王堆漢墓にも劣らないそうです。

 

海昏侯墓の他に7つの副葬墓と車馬坑が1つ。

副葬墓はすでに3墓が発掘されていて、7つの

副葬墓は海昏侯の家族の墓と考えられています。

 

現時点では墓に納められているのが、

どの時代の海昏侯かは確定していませんか、

わずか27日のみ前漢の皇帝を務めた劉賀

ではないかというのがこれまでの定説。

 

昌邑王・劉賀とは?

liuhe

わずか27日の間に1127の不業績行ったと

言われている、漢の武帝の孫

――昌邑王・劉賀

 

武帝の息子・昭帝には息子がいなかったため、

昭帝の崩御後、大司馬大将軍の霍光が摂政

として昌邑王・劉賀を擁立。

 

しかし皇帝になった劉賀は即位わずか27日で

悪い事ばっかり1127件もやらかしたとのこと。

どんなことかというと、女をさらってきて

好き勝手にしたり、ごろつきみたいな男たちに

高い位や豪華な褒美を与えたりといった

例によって、おバカさんな皇帝がやりがちな

ことのようです。

 

そこで霍光は皇太后に奏上して劉賀の皇位を

はく奪し、劉賀が報ぜられた土地に返して、

そのまま昌邑王を務めさせました。

 

その後、宣帝が即位すると劉賀は昌邑の土地を

追われ、南昌付近のわずか4000戸の土地を

報ぜられ海昏侯に降格されてしまいました。

ダメダメな皇帝だったわけです。

 

そもそもそんな男を擁立した霍光も

目がなさすぎるのではないでしょか。

前漢時代の墳墓としては最も保存状態がいい

海昏侯墓の発掘は、前漢の葬制を知るうえで

重要な価値を持つ調査研究です。

 

今回、発掘調査を進めるのは核心となる主墓室。

陵墓の主が劉賀なのか、あるいは別の人物なのか。

真相が明かされる時が近づいています。

ワクワクしますね。

 

 - 中国ニュース, なるほど