特定外来生物のコガネムシは高く売れる?昆虫販売に許可は必要?

      2016/02/13

この記事の所要時間: 443

特定外来生物の「マレーテナガコガネ」を

無許可で売買したとして土屋保典容疑者

ら男性2人が逮捕されました。

 

特定外来生物の「マレーテナガコガネ」3匹

を計1万2000円で無許可で売買した容疑

だそうです。

 

「え、コガネムシ3匹で1万2000円?

コガネムシってそんなに高いの?」

と思いませんでした?

 

今回のニュースで昆虫販売に興味を

持った人もいるのではないでしょうか。

売っちゃいけない昆虫もあるの?

昆虫販売するには許可がいるの?

そんなあたりを調べてみました。

 

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マレーテナガコガネのお値段は?

 

マレーテナガコガネという名前自体、私は

初めて聞いたんですが結構いいお値段ですね。

 

3匹で1万2000円。

個体差があるでしょうから単純に割った

だけの単価ではないと思いますが、平均

1匹4000円ですか。

需要と供給のバランスさえ取れれば非常に

おいしい商売に思われます。

 

ちょっとネットで探してみると、昆虫の

オークションでマレーテナガコガネ1匹

68.5㎜の物が1万5000円で落札されて

いました。

 

特定外来生物で日本では貴重だからこそ

いいお値段がつくのかもしれません。

 

特定在来生物に手を出すな!

 

土屋容疑者は東南アジアで昆虫を買い付け

年間50万円ほどの売上を上げていたようです。

また昆虫博士を自称し東日本大震災の被災地

で講演会をしたり、幼稚園にクワガタなどを

寄付したりもしていたとのこと。

 

ふーん、ぼろもうけしていたわけでもないん

ですね。

年間たった50万ですし、講演会とかクワガタ

の寄付とか、昆虫好きのおじさんの趣味が

高じたといったところ?

 

これだけなら、それほど深刻な犯罪とも思え

ませんがなにがいけなかったのか?

 

問題は「マレーテナガコガネ」が特定在来種

だったこと。

本来日本の生態系に存在しない動植物の中に

は許可なく国内に持ち込んではいけない物が

あるのです。

 

特定外来生物とは?

 

では特定外来生物とは一体何でしょう?

外来生物のうち人体や農林水産業、また

生態系に害を及ぼす可能性のある生物。

 

特定外来生物による被害を防ぐための法律

「特定外来生物被害防止法」で生物の種類や

飼養・栽培・保管・運搬・輸入などが規制

されています。

 

今回の事件はこの法律に抵触したわけですね。

 

日本ではヤンバルテナガコガネとの競合

交雑の恐れがあるため、2006年7月18日

にヤンバルテナガコガネを除く全種が特定

外来生物に指定され輸入禁止になっています。

外来生物法の飼養等の許可がなければ、日本に

持ち込むことはできません。

マレーテナガコガネもこれに含まれるん

ですね。

 

また植物防疫法上輸入が可能な昆虫ででも、

外来生物法上の許可、種類名証明書等が

なければ勝手に国内に持ち込むことはでき

ませんのでご注意ください。

 

最近、話題になっているセアカゴケグモも

もとは日本にいなかった外来種。

初めに持ち込む個体数は少なくても

後に大きな影響を及ぼす可能性があるので

その辺はきっちりしないといけないわけです。

 

昆虫販売に許可は必要?

 

今回ニュースを見ると

「無許可で売買した疑いがもたれている」

という記述が見られます。

 

これを読むと「許可を取れば売買できたの?」

と思ってしまうのですが、そういうわけでは

ないようです。

 

今回の場合、根本的に輸入が禁止されている

種の昆虫を日本に持ち込んだことが問題で、

そもそも民間人が輸入して売買することに

許可が下りるはずはありません。

 

この他、絶滅の恐れのある希少野生動植物に

あたるヨナグニマルバネクワガタなども

種の保存法により無許可の販売や捕獲が禁止

されています。

 

ただ哺乳類、鳥類、爬虫類の販売する際には

動物取扱業の登録が必要ですが、上記の外来

生物の被害予防や種の保存に関する法に抵触

しない昆虫に関しては特に許可は必要なく、

山で採ってきて販売しても違法ではないようです。

黒いダイヤと言われるオオクワガタなども

取引額は1匹2000円から、高い物はキリ

がないなどと言われます。

 

許可もいらないことですし、珍しい昆虫を

見つけたらネットで売ってみるのもいいかも

しれません。

ただし法に触れない範囲でお願いします。

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 - 社会ニュース, なるほど