「夫ロス」の症状とは? 夫を失った複雑性悲嘆にはグリーフケアが必要

      2016/02/14

この記事の所要時間: 445

「朝イチ」でとりあげられたことで

「夫ロス」という言葉が話題になっています。

「夫ロス」とは配偶者を亡くしたことによって

哀しみによって様々な症状が現れること。

 

特に40代以前に夫を亡くした場合には、

周りに同じような境遇の人がいないために

より孤独感を強く感じることが多く

「夫ロス」にもなりやすいんだそうです。

 

最近では夫ロスの悲しみみを癒すための

グリーフケアも登場しています。

 

あなたもそうならないとは限らない。

「夫ロス」について調べてみました。

 

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「夫ロス」とは?

 

家族や大切な人を失えば悲しいのは当然。

誰でも一定の期間は悲しみに暮れるでしょう。

 

しかし、やがて人は哀しみから立ち直り

健全な生活を送れるようになります。

 

「夫ロス」は悲しみが長く続き、

健全な日常生活に戻れない状態のこと。

 

お酒に逃げたり食欲に異常をきたしたりして

健康に障害が出ることもしばしば。

結局、夫の後を追う形となるような

ケースもあるそうですよ。

 

複雑性悲嘆とは?

 

こうした「夫ロス」は医学的には

複雑性悲嘆と言われています。

 

家族や大切な人を失った際の悲嘆反応が

6カ月以上続き、社会生活や日常生活に

影響を及ぼしている状態を言います。

 

悲嘆反応は大切な存在の喪失によって

起こる反応で、通常は半年程度の

急性期・慢性期を経て

徐々に回復に向かいます。

 

これが回復せず長期化したものを

複雑悲嘆反応と呼びます。

 

 

具体的な症状?

  • 別離後1年以上たっても激しい悲しみが続く。
  • 社会生活・日常生活に支障が出る

 

どんな人がなりやすい? 

  • 夫に深い愛情を抱いている。
  • 夫に対して後悔がある。
  • 幼少期の親子関係が複雑。
  • 支えになる人が周りにいない

 

夫に対する愛情が深いほど

悲しみも大きいのは当然ですが、

残された自分自身が不安定であることも

その要因になりそうですね。

 

「夫ロス」には善意の言葉が逆効果になることも

 

夫を失くした女性が言われて傷ついた言葉に

以下のようなものが挙げられています。

● ひとりで気楽になっていいわね。
● もっとよい病院に行けばよかったのに
● 遺族年金で生活できるんじゃないの?
● 夫が死んだのによく出歩けるね
● いい人見つけて再婚したら?
● しっかりしなさい
● 夫を亡くした君の気持ちはわかるよ
● 大丈夫? 元気だしてね

 

故人と遺された人を思うからこそ

言ってしまいがちな言葉が多いですね。

善意から言った言葉も、悲しみで精神状態が

敏感になっている人には攻撃となりかねません。

 

夫を失くした原因が人には言いづらい

 

また事故や事件など人に言いづらい原因で

亡くなった場合にもこのことが

ストレスの要因となります。

 

最近では20~49歳でこの世を去る男性の

30%が自ら命を断っています。
 

金銭的な問題による不安

 

お金のことは運用から管理まで夫任せ

という方は多いのではないでしょうか。

頼りとしていた夫を失うことで

精神的にだけでなく経済的な支えを

失うケースもあります。

 

また親戚との相続トラブルも

悲しみに追い打ちをかけることも。

 

ストレスや不安を少しでも軽減するために、

自分の財産を確保しておくこと

お金と相続の知識を持つことが大切です。

・死亡保険金は受け取り人が全額もらえる
・財産は夫婦で共同管理
・妻名義の口座を持つ(300万円程度)

以上はその例ですが、万が一の時のために

1人になった時に自分の経済を保証する

準備をしておくと安心ですね。

 

必要になるグリーフケア

 

自分1人では立ち直れない「夫ロス」から

立ち直るにはグリーフケアが必要です。

 

グリーフケアとは悲しみの中にある人が

立ち直るためのサポートのこと。

 

グリーフケアアドバイザーの下で

同じ悲しみを持つ者同士でつながりを持ち

支え合うための会などが開催されています。

 

「夫ロス」から立ち直れない状況にあると

周囲の励ましやアドバイスがかえって

本人を追い詰めることもありますが

同じ境遇の者同士の存在は

大きな支えになります。

 

配偶者を亡くす悲しみは

親を亡くす以上だと言われています。

考えたくない事態ではありますが、

準備できることを考えてみてはいかがでしょう。

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