台所用漂白剤混入コーヒーで絶命は可能?服用後の症状や致死量は?

      2016/03/27

この記事の所要時間: 327

母親から万武器を責められて煩わしく思った

中学3年の男子生徒がコーヒーに台所用漂白剤を

入れて母親の命を奪おうとした事件がありました。

 

漂白剤が混入されているとは知らずに

パックのアイスコーヒーを飲んだ母親は

嘔吐の症状が見られたものの命には

別条ないとのこと。

 

周到な計画ではなく身近なものを使って

感情のまま短絡的に犯行に及んだのでは

ないかと推測されますが、果たして漂白剤で

人をあやめることはできるのでしょうか。

 

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台所用漂白剤の成分は?

 

台所用漂白剤で最もポピュラーなのは

塩素系漂白剤。

プールのような匂いがするあれです。

主な成分は

次亜塩素酸ナトリウム(0.75~6%)

水酸化ナトリウム(0.1~1%)

 

台所用洗剤を飲むとどうなる?

 

塩素系漂白剤にはよく「混ぜるな危険」と

書かれていますね。

酸素性洗剤と混ぜることで塩素ガスを

発生するためです。

 

同様に濃度にもよりますが飲用すると

胃酸に反応して塩素ガスを発生する

可能性があります。

 

また口腔内や食道、胃癖などの粘膜に

腐食作用で炎症出血をきたす場合もあります。

 

具体的な症状は嘔気、嘔吐、

口腔・咽頭・食道・胃の疼痛と炎症

化学熱傷、食道狭窄など。

 

重篤化した場合には消化管出血・穿孔などに

よるショック、高ナトリウム血症、

代謝性アシドーシス、肺水腫などを起こし

生命の危険にさらされる場合もあります。

どれだけ服用すると命の危険があるか?

 

量だけでなく濃度やph、時間、飲用する人の

体格・体力・体質により条件は変わりますが

700mlの摂取で全身症状を呈して絶命に

至った例があるようです。

 

希釈液やごく少量の誤飲の場合には無症状や

消化管刺激による吐き気、嘔吐、疼痛程度で

命に別状はない場合がほとんど。

 

万が一誤認した場合には?

 

できるだけ早期に牛乳や卵白などを

服用し、もし症状があればすぐに

医療機関にかかること。

 

自覚症状がなければ、それ以上に

ひどい症状が出るケースは少ないので

経過を見て、もし症状が出るようなら

受診しましょう。

 

コーヒーなど飲料水への混入による絶命は困難

 

以上のことから、原液の状態でかなりの量を

服用しなければ命を落とすまでの状況に

なることはまずないようです。

 

飲料水に混ぜた場合よほどの濃度でなければ

生命の危険にさらされるほどの状況には

ならないでしょう。

また濃度を高くすれば塩素独特の刺激臭で

飲用する以前に気づくはずです。

 

今回の事件では母親は味の以上に気づかず

飲んでしまっていることから、混入による

濃度はさほど高くなかったのでしょう。

 

真剣な殺意があったのならば、その程度で

命を落とすことがないことはネットで

調べればすぐに分かるはず。

 

とすると子供じみた発想で短絡的に

やってしまったのかなと思われます。

しかし未遂ながらも命を奪うことを

目的として実際に行動に移してしまった

からには事態は深刻ですね。

 

やってしまったことの重さは受け止めて

欲しいですが、まだ先の長い人生なので

親子の間で十分に話し合って、前向きに

やり直してほしいです。

 - 社会ニュース, なるほど