中国のコンビニ肉まんはニセ肉?混ぜ物の正体は?食べても大丈夫?

      2016/03/09

この記事の所要時間: 550

北京のコンビニやスーパーで売られている

人気商品の白菜豚まん。

その多くにニセ肉と呼ばれる混ぜ物が

使われていて、しかも、その割合は

餡全体の75%以上とすでに「ニセ肉まん」と

呼んだほうがいい状況。

 

この件を中国の法制晩報が記事にしていますが

今回はこの必ずしも、この肉まんが

「食べるな危険」というわけではなく、

販売の際の表記上を問題視しているようです。

ま、必ずしも安全とは言えないのは

ご承知の通りですけどね。

 

スポンサーリンク

1.4キロの豚肉ミンチに2キロのニセ肉

 

法制晩報の記者が肉まんの製造工場を訪ね

生産工程を見学しました。

600個の白菜豚肉まんを作る際に工員が

用意したのは、白菜、ネギのみじん切り、

そして肝心の豚肉ミンチ1.4キロ。

 

600個の肉まんの材料としてはミンチが

少なすぎると感じた記者が尋ねると

ミンチにはさらに混ぜ物を加えるのだと

言います。

 

工員が取り出してきたのは黄褐色で顆粒状の

物質。

爪ほどの大きさの粒でかすかな動物臭。

なめてみても特に味はしません。

 

工員によればこれは植物性たんぱくで

「ニセ肉」と呼ばれているそうです。

 

工員はニセ肉を2キロ取り出し、お湯を

加えてよく混ぜます。

しばらくするとニセ肉は水を吸って膨張し

色も黄褐色から肉色に変化。

重量を計ると4.8キロ。

 

工員はこれに豚肉ミンチ1.4キロを加え

調味オイルを加えてよく練ります。

6キロ以上の豚肉風味ミンチが

出来上がりました。

 

これに白菜とネギ、調味料や豚脂を加えれば

味は完全な白菜豚肉餡になるそうです。

食べてもニセ肉入りだとは分からない

 

実際にこうして作られた餡の肉まんを

記者が食べてみたところ、確かに味も

色や見た目もほぼ同じ。

ニセ肉餡のほうは潰した状態の肉を

肉粒状に形成し直すため若干柔らかくて

崩れやすく、空気を含んだ気泡のせいか

小さな穴がいくつもあるという以外は

ほぼ区別がつかないようです。

 

これまでも、ずっとこの製法で作られてきた

この白菜豚肉まん。

これまで一度も「豚肉の味じゃない」などの

味や材料に関するクレームがついたことは

ないということ。

 

ニセ肉の成分は何なのか?

 

工場では「植物性たんぱく」と説明された

ニセ肉を生産しているのは北京の精進食材

製造企業。

精進ビーフジャーキー、精進ペキンダック、

精進肉団子などの大豆製品を生産しています。

ニセ肉も一種の大豆加工食品なのです。

 

日本でもソイミート、ベジミートなどと

呼ばれて大豆タンパクは使われているので

これ自体は段ボールを混ぜていたのは

ちょっと質が違うと思います。

基本は食品ですから食べても問題はない。

もちろん、その大豆たんぱくの品質が

確かだという保証もないわけですが。

大豆たんぱく自体は我が家でも佃煮ふうに

煮たりして使っています。

パッケージの表示は問題ない

 

記者は実際にこうして作られた肉まんが

売られている現場に行きます。

白菜豚肉まんを購入し割ってみると

工場で食べたのと同じ肉粒に形成された

柔らかい肉餡でした。

 

暖める前のパッケージを見ると生産者である

北京万全居食品、生産日時、賞味期限などの

表示はもちろん、材料には「大豆たんぱく」の

表記もあります。

 

店頭小売の際には成分の表記がない!

 

しかし、記者が改めて店頭の販売ケースを

確認したところ、ケースには品名、産地、

価格などの表記はあるものの、

パッケージに記載されている生産者

材料、賞味期限などは表記されていません

 

中国の「食品安全法」によると、大袋に

入った食品を分けて小売する際にも

ここのパッケージ、あるいは販売容器に

食品名、製造月日、賞味期限、生産者の

名称・工場住所・連絡先などを明記

しなければならないそうです。

 

今回の問題は表示!必ずしも「食べるな危険!」ではない

 

今回の報道は、ニセ肉自体が問題以上に

「多くの小売販売店がその明確な表示を

怠っている」

という点が焦点のようです。

豚肉1.4キロで6キロの豚肉餡!

という点が強調されているので、また

「ニセ肉の正体は段ボール」的な

ヤバい食品問題の話かと思いましたが

今回に関してはそういうわけでは

ありませんでした。

ほぼ「大豆まん」なのに「肉まん」

として売っているという問題です。

 

もちろん店頭の表記がないことで、怪しい

食品を知らずに購入している可能性がある

という警鐘を鳴らしているのだとは思います。

また、この大豆たんぱくが安全だという

保証もないわけですが、記事の書き方が

食品問題に敏感になっている消費者に

「コンビニの肉まんは危ない」

という印象をいたずらに煽っているように

感じました。

 

中国で肉まんを食べる方は

「たぶん大豆製品入りだよ」

ということで、よろしくお願いいたします。

中国:タピオカが古タイヤ・靴底製は事実かヤラセか?腸閉塞になる?

段ボールギョーザ、ドブ油、髪の毛から醤油 など、来るべき食糧難に備えてでしょうか、 中国では様々な材料から食品…

sugisaku39.com

しかし、言われてみると日本でもコンビニの

肉まんやチキンやフレンチドックなどには

表示はないような気がしますね。

今回の肉まんは「肉」を名乗りつつ

それ以上の混ぜ物がある点で驚きでは

ありますが、日本だって練り製品や

ミンチものは絶対別の物入ってますからね。

必ずしも中国だけの問題じゃないです。

 - 中国ニュース