中国政府が一人っ子政策廃止を決定!2人目出産可能で今後どうなる?

      2016/03/09

この記事の所要時間: 327

中国では子供は夫婦に1人までという

一人っ子政策が1979年から続いてきましたが

29日に閉幕した第18期中央委員会第5回総会

で「一人っ子政策」を廃止し、すべての夫婦が

2人目の子供を出産できることになりました。

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そもそも一人っ子政策って何?

 

1979年に始まって人口規制政策で正式名称は

計画生育政策。

増え続ける人口による食糧問題や住宅問題を

解決するためにとられた政策。

 

基本的に夫婦に子供は1人限り。

法律の規定に合致する場合のみ2人目の

出産が可能。

 

再婚の夫婦に関しては片方に子供があっても

片方に出産実績がなければ再婚した夫婦間で

1人出産可能。

 

広東省・山東省などでは離婚前に子供が

あっても子供を相手に渡して離婚した場合は

新たな配偶者との間に1人出産可能。

多胎児の場合は全員に戸籍が

与えられていました。

 

省によって規定に多少の違いもあり

近年は少子化対策として都市部などでは

緩和策が出されていました。

なぜ廃止するの?

 

まあ十分抑制しきった。

ちょっとしすぎちゃったかな。

みたいなところでしょう。

 

36年の一人っ子政策で、これまでに、

約2.5億人の子供の出産を抑制した

計算になります。

 

しかし、当初の目的の人口は抑制したものの

子供が少なくなったために高齢化が進み

どの家庭もすべて一人っ子であるため

夫婦一組が4人の親の老後の面倒を

見なければならなくなりました。

 

中国は豊かになったというものの、それは

10数億いる人口からみれば、まだ少数派。

物価も上昇し住宅難であえぐ若者には

大きな負担です。

 

高齢化によって国家が負担すべき額も

膨れ上がっています。

 

働き手の欲しい農村部では政策で抑制しよう

としても違法に出産される子供も多く、

そういう子供は役所に届けるわけにいかず

戸籍を持たない闇人口となって、これも

大きな問題でした。

こうした子供が人身売買で取引されるという

案件も多くあったのです。

 

しかし改革開放が進み豊かになると共に

欧米の習慣や思想が徐々に浸透してくると

都市部に関してはディンクスで豊かな生活を

楽しみたいという夫婦も多く、子供自体

要らないという夫婦も増えてきました。

 

都市部ではかなりの緩和策が出しても

出産率は一向に増えない。

いいかげん止めないとヤバい!

ということなのでしょう。

 

一人っ子政策廃止でどうなる?

 

日本でも最近は少子化が進んでいるように

都市化が進むことで社会は少子化・高齢化に

向かいます。

 

政策を廃止しなければさらに悪化するけれど

廃止したからといってすぐ問題を解消できる

というわけには行かないでしょう。

 

また農村部ではこの政策廃止を歓迎し

出産率が上がると考えられますが、

今でも農村部から都会への人口集中は

深刻なので農村部の労働人口が増えれば

今後ますますエスカレートしていくと

想像されます。

ま、そうなったらまたそれに対応する政策を

出すまでですよね。

 

あちらを立てればこちらが立たず。

難しい問題ですね。

しかし、改めてこういう政策を30年以上

実施してきちゃったってのは本当に驚きです。

 

 - 中国ニュース