「行き倒れ写真」(撲街)が中国で流行中?オフザケか芸術か?

      2016/02/14

この記事の所要時間: 514

 

中国で「行き倒れ写真」(撲街)というのが

ブームになっているとテレビで

報道していました。

「撲街」とは行き倒れという意味で

話題になっているのはうつぶせで

倒れた状態を撮影した画像。

 

しかし、このムーブメントは昨日今日に

始まったものではありません。

 

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中華圏での「撲街」はどう始まったの?

 

2011年に「撲街少女(PK Girls)」という

台湾の女性2人のユニットがプランキング

というやり方でネット上に写真を公表し、

これが話題になったことから中華圏でも

広く遊ばれるようになりました。

 

プランキング(Planking)とは

公共の場所で両腕をまっすぐに伸ばして

体側に付けた状態でうつぶせになる行為、

またその写真や動画をインターネットに

投稿するというもの。

英語では『厚板』という意味もあり、

人が板のようになったポーズのことを指す。

インターネットミームのひとつ

出典:memorva

 

プランキング動画

 もともとは中国で流行る以前に

オーストラリアで流行したもので、

「撲街少女」の作品がネット上に発表されたことで

2011年から中華圏でも注目され始めました。

 

 

「撲街少女(PK Girls)」とは

 

台中の撮影家カレン・カオさん(高愷蓮)と

台北の禁欲(靜郁)さんの女性2人ユニット。

karren_kao画像出典:photoblog.hk 写真家のカレンさん

2011年4月:
フェイスブックに「撲街少女」の
ページを開設。
Youtubeに「可動撲街少女」という
チャンネルを設立。

2011年6月:
撲街少女がPixnetに「撲街少女」という
サイトを開設。
フェイスブックページを開設。

2011年8月:
カレンさんが香港に行き
ディスニーランド前や新政府ビル前
などで行き倒れ写真を撮影。

2011年12月:
香港のジョージ五世中学の
卒業イベントとして1550名の生徒が
2分間プランキングの姿勢を維持しギネスに乗る。

2012年:
カレンさん、香港大学で講座。
もともと医学部を卒業した彼女は
写真家への転身を決意する。

2013年:
青島の電子機器企業の後ろ盾で
撲街少女の模倣ともとれるような
一連の写真が発表され青島撲街少女と呼ばれる。
話題にはなったものの、「単なる話題作り」
との反発の声もあった。

中国圏での流れは以上のような感じです。

中国でのネットの影響力は日本以上ですし

もともと写真は自然に撮るよりも

バリバリにポーズを決めたりするのが

大好きな中国人の間で流行るのは必至って

感じですよね。

しかし、すでにブームのピークは

去っているという感があります。

 

「撲街」という言葉の意味

 

「撲街」とは文字の上では街頭で倒れること

つまり行き倒れ。

道を歩いていて倒れ帰らぬ人になっても

引き取り手もない、そういうことです。

 

しかし、そこから派生して

「行き倒れになりそうな甲斐性のない人物」

「行き倒れになっちまえ」

というような意味につながったのでしょう。

広東語では人に対して

「ろくでなし」

「ろくな死に方しないぞ」

と侮辱したり、呪ったりする言葉として

あるいは残念な状況に対して

「チクショウ」「ざけんな」

のような場合にも使われています。

 

「撲街」が相手をおとしめる言葉として

使われるようになったのには諸説あって、

かわいそうな奴「Poor Guy」の発音を

広東語の「撲街」の発音「ポクガイ」に

あてたという説、あるいは日本語の

ボケ」の発音の音訳という説もあり

定説はありません。

 

ま、言ってみれば二重三重の意味で

掛け言葉ってことですよね。

 

何にしても行き倒れ写真を「撲街」と呼ぶのは

物理的に行き倒れていることと、

そんな写真撮ってるロクデナシっぷりの

両方を表せる絶妙な言葉かと思います。

 

「撲街少女」の作品

pujie11

pujieshaonv7

 

pujieshaonv2

pujieshaonv1

pujieshaonv5

いかがでしょう。

ネット上にはもっと雑な写真もありますが、

一時、バイト先で冷蔵庫に入ったり、

とんでもないことしてる写真をネット上に

アップするのが流行りましたが、あれとは

ちょっと違いますよね。

今は撮影家として活躍しているのでカレンさん。

ただバカなことやって目立ちたかった

ということではなく表現の形を

模索していたのかなという気がします。

彼女の行き倒れ写真は作品になっているかな、と。

以前記事にした「豆芽花」は現在進行形で

日本でも話題になりましたが、今回は

ちょっとズレがあるような…。

今、天安門や万里の長城でみんなが

行き倒れ写真を撮りまくってるわけではない

という気がしますが、いかがでしょう。

ま、一定数はいるでしょうけどね。

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