安田純平氏の「韓国人」「ウマル」は「助けなくていい」と日本政府への暗号メッセージ?

   

この記事の所要時間: 76

2015年6月にシリアで失踪した安田純平氏。

2018年7月31日にビデオメッセージが公開

され、その中で救出を求める言葉とともに

「私の名前はウマルです。韓国人です」

という不可解な発言をしていることが話

題になっています。

意味不明の言葉なので「暗号では?」と

言う声もありますが、私も個人的には一

種の暗号である可能性も感じています。

あくまで個人の見解ですので、他の意見

を否定するものではありません。

 

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安田純平氏失踪からこれまでの流れ

2015年6月22日に「これからシリアに入る」

というメッセージを残して連絡がつかなくなり

7月には現地の情報で武装グループに拘束され

ていることが分かりました。

失踪から約1年の2016年5月29日に安田氏が

「助けてください。これが最後のチャンスです。

安田純平」というカードを持った画像が公開さ

れました。

その後、2018年7月6日に安田氏1人が映っ

たビデオメッセージが公開されます。

公開されたのは上記の日付ですが、メッセージ

の中では安田氏自身が「2017年10月17日」

と話しています。

そして同年7月31日、以下の動画が公開され

ました。

 

「今すぐ助けてください」に批難囂々

中東の武装勢力による拘束事件が起きるた

びに聞かれる言葉が「自己責任」です。

この言葉がこういう事件に使われる用にな

ったのは2004年にイラクで邦人3人が拘

束されたイラク日本人人質事件からだと思

います。

ボランティア女性とフリーカメラマンの男

性、ジャーナリスト志望の少年の3人が武

装勢力に誘拐され、武装勢力側は人質の解

放と引き換えにイラクに駐留する自衛隊の

撤退を日本政府に要求していました。

当時の首相、小泉純一郎首相は撤退を拒否

しつつ、人質の救出に全力を挙げると宣言。

最終的には3人とも解放されたのですが、

世間には無事に戻ったことはよしとしなが

らも、「政府の退避勧告を無視して勝手な

行動で国家に迷惑を掛けた」という見方が

大多数でした。

当時の官僚の「「法人保護には限界がある。

自己責任の原則を自覚していただきたい」

という言葉に代表される姿勢に共感する人た

ちが盛んにこの言葉を使い、たちまち世間に

「自己責任」という言葉は定着。

ちなみに上記の事件の際に、安田純平氏は3

人の消息をつかむためファルージャに向かう

途中で武装勢力に拘束されています。

この際には比較的すぐに解放されました。

今回、安田純平氏の「助けてください」に風

当たりが強いのも、過去にも拘束されている

ことや、政府の勧告を無視すると同時に政府

に批判的だったのに、結局その政府に助けを

求めたということで、まさに「自己責任だろ」

という見方が強いためだと思います。

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安田純平氏は政府が助けてくれるとは思っちゃいないはず?

これまで安田純平氏の言葉には日本政府の

世界との関わり方に対する批判も多いので

すが、同時に自分たちの活動を規制するよ

うな政府の姿勢に対しても強い不満を示し

ています。

2015年に起きたイスラム国日本人殺害事件

の被害者、後藤健二さんの言葉に触れて

「報道特集で、後藤さんが殺害される現場を900mほど離れた場所で見ていた、

という人物が出てきたが、900mてえらい遠いなー。

後藤さんが「日本政府は見捨てない」と言っていた、というのも信じがたいが、

後藤さんのそのあたりの考え方が分からないところがあるし、

同じ状況になってみないと自分でも分からないのかも?」

とも言っています。

 

また安田純平氏のサイトの「お願い」には以

下のように家族や関係者に配慮した言葉があ

ります。

私自身の言動はすべて私自身の判断によるものです。

その判断について、私の家族、親戚一同は誰一人かかわっていません。

「自己責任の原則」とは、自分自身の行動についてのみ責任を負うということです。

したがって、私の言動に対する責任を私の家族、親戚一同に求めることは

今後おやめいただくようお願いいたします。

私自身の身に何かが起こった場合でも「自己責任」ですので、

「自己」ではない私の家族、親戚一同への取材は一切行なわないよう重ねてお願いいたします。

「同じ状況になってみないと分からないのか

も」と言っているように、自分がその立場に

なってみると話が違ったということかもしれ

ませんが、上記からすると安田氏は日常から

政府が助けてくれるとは思っちゃいないし、

「自分の責任は自分で取る」という姿勢のよ

うに思われます。

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「ウマル」と「私は韓国人」は「助けるな」の暗号?

7月6日に公開された動画では安田氏は英語

で「アイアムジュンペイ」と日本名を名乗っ

ています。

この時の動画では「家族に会いたい」「忘れ

ないで欲しい」「諦めないで欲しい」と語っ

ているものの「助けてくれ」とは言っていま

せん。

「元気だ」という言葉どおり、私服で椅子に

座って話す様子は、心身ともに悪い状況では

ないと感じさせます。

しかし、日本語で今回は「ウマル」を名乗り

自分は「韓国人」を名乗って「助けてくださ

い」と救援を求めた。

動画の信憑姓も問われていますが、本人の

表情や話し方には先の動画のような余裕が感

じられないように思います。

「危機的状況であり、今すぐ助けて欲しい」

という内容は恐らく武装グループに指示され

たものでしょう。

「ウマル」はイ第二代カリフ(イスラーム指

導者の名前だそうで、イスラム教に改宗した

などして、現地でそう呼ばれている可能性が

あるそうです。

しかし、これは恐らく「安田純平」でなく武

装勢力に怪しまれないような外国人名なら何

でもよかったのでは?

そしてネット上では安田純平氏は韓国籍、在

日韓国人なのではないかという説もあります

が、これは確かにそうなのかも知れません。

これをあえて出したというのは、武装グルー

プの前では日本語で日本政府に対して救出を

求める形を取りつつ、実は「韓国人のウマル」

=「助けを求めているのは韓国人のウマル。

だから、このメッセージも聞く必要はない」

という暗喩の可能性はないでしょうか。

 


 

実際、命に関わることなので自己責任とは言

いつつも、難しい問題だと思います。

「なぜ、行ったのだ」という気持ちは、やは

りありますが、だからといって自己責任とも

割り切れない気持ちであります。

安田純平氏:武装勢力が拘束し身代金要求?声明内容や支払期限は?

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