吉本せいのプロフィール!吉本興業創業者・美貌の女興行師のモデル小説や舞台~演じた女優も

   

この記事の所要時間: 69

017年度後期、NHK朝の連続テレビ小説

わろてんか』のモデルとなる人物

吉本せい(吉本勢)

今をときめく吉本興業の創業者、女興行師で

あります。

興行師という職業自体、海千山千のやり手な

イメージがありますが、何しろ明治時代の

話ですから、いくら文明開化の時代とはいえ

今の女性起業家などとはレベルの違う根性と

才覚の持ち主だったのでしょう。

 

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吉本せい:プロフィール

本名は吉本勢(せい)。

1889年12月5日、兵庫県明石市米穀商の三女

として誕生。

18歳の頃から大阪上町本町橋の荒物問屋

箸吉(はしよし)の二男吉本吉兵衛と事実婚の

ような生活を続け、1910年4月20歳の時に

結婚。

吉本吉兵衛の本名は吉本吉次郎ですが、父親が

隠居した際に改名したそうです。

しかし、彼はこのほかに吉本泰三という名前を

持っていて、通常はこの名を使用していました。

はじめは荒物屋のお上さんだったわけです。

それが、なぜ興行師になったのか?

 

荒物屋のおかみさんから女興行師へ

 旦那様の吉本兵衛は御店の若旦那でしたが

芸事が好きな遊び人。

次男ですしね。

商売より芸事に興じるのが好きで店は次第に

傾き、明治55年につぶれてしまいました。

その後、吉本せいの実家に援助を頼み、天満

天神裏の第二文芸館という演芸場を購入。

妻の吉本せいと一緒に寄席を始めたのが

吉本興業の始まりというわけです。

 

小説では好きな演芸を商売にしたいという

亭主の背中を押して応援するというような

形に描かれていますが、「妻は夫に従いて~」

という時代だったので、否応なく始めさせら

れたというのが真相のようです。

今と違って芸人が河原乞食と呼ばれた時代

ですからね。

 

吉本せいは美貌の持ち主

%e5%90%89%e6%9c%ac%e3%81%9b%e3%81%84晩年の吉本せい、粋ですな。

遊び人の吉本兵衛が見初めたというからには

いい女だったのだろうと想像できますが、実際に

器量よしだったようです。

順調に回り始めた演芸場の経営を受けて、2人は

次々と既存の演芸場を買収していきました。

その際に活躍したのが吉本せいの美貌。

交渉はせいの役目で、兵衛からは

「女の色気で値を下げさせろ」

と言われていたとのこと。

女傑と聞くので西太后みたいなイメージが

ありましたが、そういうタイプではないのかも。

 

演芸場を各地に広げていけたのは、当時の派閥争い

の中で新たに花月派を結成し、吸収合併したり、

力を持つ、三友派の寄席を買収することで

三友派を吸収したりと、現代のM&A的な手法に

長けていたからでしょう。

 

順調に企業拡大し政財界とのコネクションも

 1924年、夫の吉本兵衛が急死した時、

吉本せいは34歳でした。

夫が残した吉本興行部を守っていく

ことになったわけですが、守るどころか

どんどん大きくしていったのはすごい。

イヤよ、イヤよもなんとやらですね。

創業当初の順調な経営も遊び人で店を

潰した夫の力というよりせいの才覚の

おかげなのかもしれません。

大正時代にはすでに大阪だけで20余りの

寄席を持ち、京都、神戸、名古屋、横浜、

東京等にも企業展開していたというから

驚きです。

今ほど競争がなかったからというのも

あるかもしれませんが、商売の感のある人

だったのでしょう。

 

企業経営者として名も知られるようになり

政財界とのつながりもあったとか。

東郷平八郎や小林一三とは特に親しかった

そうです。

今よりおおっぴらにコネがものをいう時代

ですから、そうなればさらに事業も順調に

進むのはいうまでもありません。

そういうコネはやっぱ美貌はもちろん

人間的にも魅力のある人だったんだと

思われます。

 

吉本せいのモデル小説は

明治という魅力に満ちた時代に活躍した

女性となると、小説やドラマの題材には

ぴったり。

というわけでいくつか彼女を扱った文芸も

あります。

 

● 花のれん 山崎豊子

こちらはモデル小説ですね。

山崎豊子なら史実を踏まえつつ

ドラマチックに書き出してくれている

ことでしょう。

● 女興行師 吉本せい―浪花演芸史譚 矢野誠一

こちらは半生を描いた伝記小説。

よりリアルに歴史をたどれる1冊かと。

 

舞台やドラマでの吉本せい

 ドラマのある生き様の人物はもちろん

舞台やテレビにも登場。

三益愛子 – 芸術座公演「花のれん」(1958年、菊田一夫演出)

淡島千景 – 東宝映画「花のれん」(1959年、豊田四郎監督)

眞野あずさ – NHK朝の連続テレビ小説第33作目「心はいつもラムネ色」(1984年 – 1985年、役名は「福本桁乃」)

小川真由美 – 『にっぽん笑売人』(1988年 関西テレビ 花王名人劇場枠)

宮本信子 – テレビ東京スペシャルドラマ「花のれん」(1995年)

森光子 – 帝国劇場公演「桜月記-女興行師 吉本せい」」(1991年、矢野誠一原作)

かとうかず子 – 東海テレビ「鈴子の恋」(2012年)

国仲涼子 – 「吉本百年物語 大将と御寮ンさん・二人の夢」(2012年)

海原ともこ – 「吉本百年物語 キミとボクから始まった」(2012年)

南野陽子 – 「吉本百年物語 笑う門には、大大阪」(2012年)

藤山直美 – 「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」(2016年)

(配役未定) – NHK朝の連続テレビ小説第97作目「わろてんか」(2017年 – 2018年、役名は「藤岡てん」)

小川真由美や宮本信子は見てみたいですね。

森光子は芝居は達者だから見せるでしょうけど

私のイメージとは違うかな。

一番、期待できるのは今年上演の藤山直美が

演じる吉本せいですね。

なよなよした美人ではないけれど舞台のうえでは

はっとするような粋さ、艶っぽさ、女らしさを

見せてくれる藤山直美。

自らも関西の芸人としてどう演じてくれるか

大いに期待できます。

そして、2017年の『わろてんか』のヒロインは

誰になるのか、楽しみです。

アイドル的な広いんじゃなく、ガッツリ芝居が

できる役者さんだといいなぁ。

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