ブレークスルー・スターショット計画:プロキシマbに人は住めるのか?ユーリ・ミルナーとホーキング博士のプロジェクト

   

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ババ・ヴァンガの預言を裏付けるかのように

やがて人類は宇宙に住むようになるという

夢のような話が次第に現実味を帯びてきています。

ロシアの大富豪ユーリ・ミルナー氏が出資し、

天才科学者スティーブン・ホーキング博士が

参加する高速宇宙探査計画ブレークスルー・

スターショット」というプロジェクトが

今年4月に発表されました。

8月には人間が住める環境である可能性が高い

惑星プロキシマbが発見され、ミルナー氏の

プロジェクトではこの惑星も探査されると

見られています。

ブレークスルー・スターショット計画とは

どんな計画なのか。

プロキシマbとはどんな惑星なのか?

ちょっと予習してみました。

 

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高速宇宙探査計画「ブレークスルー・スターショット」

地球に最も近い恒星系を探査するプロジェクト

「ブレークスルー・スターショット」。

ロシアの大富豪ユーリ・ミルナー氏が1億ドルの

資本を投じるこの計画は太陽系のお隣、地球から

4.37光年離れた恒星系アルファ・ケンタウリ

(ケンタウルス座アルファ星)を目的地としています。

そこに人類の居住可能な空間や知的生命体を

探索に出かけるというわけです。

 

今年8月、アルファ・ケンタウリにある

プロキシマ・ケンタウリハビタブル

ゾーン(居住可能環境区域)にある惑星

プロキシマbの存在が確認されて計画も

より具体的なものになったのではない

でしょうか。

このプロジェクトにはフェイスブックの創始者であり

Ceoザッカーバーグ氏も役員として名を連ねています。

 

ミルナー氏はこれ以前にも宇宙の知的生命体探査計画

ブレイクスルー・リッスン」に1億ドルの資本を

投じることを2015年7月に発表しています。

大富豪ですがもともとは起業家ではなく物理学で

博士号を取ろうとしていたとのこと。

シリコンバレーに行って、フェイスブックやTwitter

グルーポンなど黎明期のSNSに積極的に投資して

来た結果大金持ちになりました。

 

探査目標アルファ・ケンタウリ:プロキシマb

 今回の探査目標アルファ・ケンタウリは地球に

最も近い恒星系で4.37光年離れています。

近いとんですが、光の速さで行ったとしても

4.37年かかる。

既存の惑星探査機で行けば3万光年ぐらいかかる

計算です。

しかし、今回の計画で使われる超小型宇宙船

「ナノクラフト」ならば約20年で到達できる

とのこと。

それでも20年かかります。

昨年、話題になった地球に近い生命生存の

可能性を持つ惑星ウォルフ1061cも近い

という触れ込みでしたが14光年ありました。

ですからプロキシマbは距離においては

格段に近いわけです。

ウォルフ1061c:第ニの地球まで14光年!?移住可能な惑星の条件は?

 

アルファケンタウリは昔からSFの舞台で有名

ですね。

「宇宙戦艦ヤマト」にも出てきた気がする。

アルファケンタウリは恒星が3つある

三重連星で主星(A星)、第1伴星(B星)、

第2伴星(C星)からなっています。

第2伴星は別名プロキシマ(プロキシマケンタウリ)

と呼ばれる赤色矮星でで別名プロキシマ。

「プロキシマ」とは「最も近い」という意味。

こちらの動画は英語ですが、画像でアルファ・

ケンタウリの位置関係が分かりやすいと思います。

今回話題になっているプロキシマbはこの

プロキシマ・ケンタウリのハビタブルゾーンに

存在するとされています。

アルファケンタウリの中でも最も地球に近い

プロキシマbは地球から4.22光年。

 

ちなみに、ハビタブルソーンとは

宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と

考えられている天文学上の領域。

ゴルディロックスゾーン (GZ: Goldilockszone)

とも呼ばれる。

日本語では「生命居住可能領域」と呼ばれる。

プロキシマbには生命が存在する。

あるいは人類の居住が可能である、可能性がある

というわけです。

 

プロキシマbに人類は住めるのか?

 星系におけるハビタブルゾーンは中心星から

の放射エネルギーが、生命発生の条件に

適していると考えられる距離にある領域。

ここゾーンに存在する惑星や衛星は生命体

の存在や人類居住の可能性があるという

わけですね。

惑星の表面温度が、生命維持のための

液体の状態での水を保持できるかどうか

というのが大きな基準。

しかし、微生物の生存さえ難しい宇宙の

中では人類の住める環境というのは

なかなか難しそうです。

 

プロキシマbの質量は地球の1.3倍で、公転

周期は11日。

大気が存在する可能性があるとし、惑星表面の気

温は30-40度だと考えられています。

しかし、水が存在しうる可能性があるものの、

プロキシマbは赤色矮星プロキシマ・ケンタウリ

までの距離がごく近く、放射線の影響が大きい。

また潮汐力の影響で惑星の公転と自転が同一周期

である可能性も高く、そうすると惑星の片面は夜

片面は昼の状態がずっと続くと考えられます。

そうなると、双方ともに極端な高温低温となり

液状での水の維持は難しくなるため、生命の存在

は不可能という声もあるようです。

 

具体的にどうやって行くのか?


ともかく可能性があるなら探るべきです。

まったく地球とは違う環境にいけば新たな

発見もあろうというもの。

しかし、そこまでどうやって行くのか?

 

今回のプロジェクトで使う宇宙船は

ナノクラフト」という超小型・超軽量の

宇宙船で、切手サイズと言われていますから、

とにかく小さい。

こんなに小さくともカメラ、光子力エンジン、

電源、運行・通信機器を搭載したコンピュータ

チップだそうです。

 

ナノクラフトは携帯サイズの母船に搭載して

宇宙に打ち上げられ、地球から放つレーザー

ビームを推進力に探査活動に向かうとのこと。

約20年かけてアルファ・ケンタウリに到達し、

その後、4年間、現地の写真を撮影した後

地球に戻る予定。

 

宇宙船でアルファケンタウリまで行くと

聞いたら、宇宙飛行士が乗って行くのかと

思ってしまいましたが、さすがにまだ

そこまでは無理ですね。

 

これら宇宙船や宇宙船の動力となるレーザー

ビームは、まだこれから開発するということ

なので、今日明日にという話ではなさそうです。

 

しかも、プロジェクト立ち上げの時点で

ミルナー氏が1億ドルを研究資金として出資

していますが、プロジェクト自体の総額は50億

ドルから100億ドルと想定されているようで、

約5000億から1兆円という国家資産的な額の

大プロジェクト。

 

今から研究開発して実際に打ち上げてから

20年かけて到着し、帰ってくるのにまた

20年となると、ああ、私はその頃いるのか?

何にしても、かつてのSFはすでにSRに

なっちゃってる昨今。

最近、月の土地が買えると話題になって

いましたが、それどころか宇宙に住める

時代がそこまで来ているようです。

想像力をかき立てられる話ではありますね。

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