バングラデシュはIS(イスラム国)のアジア拠点?ダッカ襲撃はホームグロウンテロ!

      2016/07/04

この記事の所要時間: 534

現地時間7月1日、バングラデシュ首都

ダッカの高級住宅街にあるカフェがテロ襲撃を

受け、日本人を含む20人の人質が殺害される

事件がありました。

昨年のパリテロや5月に起きたフロリダでの

乱射事件のように一見IS(イスラム国)とは

直接関係ないように見える都市でのテロが増えて

います。

 

これまであまり話題になっていない気がしますが

(いや、私が注目していなかっただけかも」

最近テロ事件が増えているようです。

これまでIS(イスラム国)が実効支配してきた

地域も有志連合やロシアの攻撃を受け、着々と

狭められつつある中、バングラデシュはIS

(イスラム国)の南アジアの拠点であるという説も

でているようです。

その辺、ちょっと調べてみました。

 

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ダッカのカフェ襲撃事件はホームグロウンテロ

 

現地時間7月1日の夜、首都ダッカの北部、

周囲1キロ圏内に各国の大使館が点在する

高級住宅街のカフェがテロの襲撃を受けました。

当時店内にいた客は約20人多くが外国人で

これ以外に15人から20人の店員がいたと

いうことです。

 

目撃者の証言によればテロの実行犯は8人の

若い男。

銃やナイフを持ち爆発物を投げ、客に発砲。

狙撃手はその場にいた者にコーランを暗唱させ

暗唱できないものを拷問にかけたといいます。

いっぽう店内にいたバングラデシュ人には

食物を与え、危害を加えることもなかったと

いいますから、この辺も主義主張のあるテロで

あることを現地にアピールする意図でしょうか。

 

その後、警察が突入作戦に出たものの人質20人

の命はそれまでに奪われていた模様。

20人には日本人7人が含まれ、その他はほぼ

イタリア人とすべて外国人でした。

また実行犯の7人はすべてバングラデシュ人

だったと言われています。

いわゆるホームグロウンテロってやつですね。

 

ホームグロウンテロの危険性はパリテロの際に

も指摘されていましたが、すでにヨーロッパ

だけでなくアジアにも浸透しつつあるようです。

そして、おそらく他の国家にも。

 

近年バングラデシュではテロが増えている

 

これほど大規模な人質テロ事件は初めてでは

あるものの、ここ数年バングラデシュでは

テロ勢力が急速に発展しつつあり、昨年も

今年も外国人をターゲットとしたテロ事件が

起きています。

 

今回の実行犯5人がすべてバングラデシュ人

だったことからも、すでにテロを起こすだけの

組織や人材などの基盤がそこそこ整っている

状況なのかもしれません。

 

もともとバングラデシュは2014年のIS(イスラム国)

建国宣言に対抗し、アルカイダが「インド亜大陸の

アルカイダ」を設立した場所で、当時からISが

アジアの拠点として注目していた場所です。

人口1億4000万人のうち90%がイスラム教徒の

イスラム国家であり、南アジア、東南アジアへの

要所でもある。

ISが勢力を伸ばすには絶好の地といえるでしょう。

 

またバングラデシュは湾岸国家や東南アジア

諸国からの大量の出稼ぎ人口を抱えていて

これら極貧の労働者階級は国内で厳しい

差別を受けている。

このこともIS(イスラム国)の主義主張に

同調させ、外国人へのテロに駆り出すには

非常に理想的な条件と言えます。

これらの過激派分子はバングラデシュ国内

だけでなく、移民として各国へも拡散し

ているようで、今年1月にはシンガポールで

テロ活動を行っていたバングラデシュからの

出稼ぎ労働者26人が強制送還されています。

 

一掃は困難

 

バングラデシュ政府としてもこの状況にただ

手をこまねているというわけではなく、今年

6月には大規模な過激派一掃作戦を展開して

数千人を逮捕したものの、上層部の要員を

とらえることはできませんでした。

また多くの過激派分子を抱えていることで、

監獄自体が賈が気は思想の普及や洗脳の重要

な拠点の役割を果たしている状態で、大量の

容疑者を捕らえることがさらにテロ分子の

強化につながるという皮肉な状況もあります。

 

現時点でバングラデシュ政府はダッカでの

人質テロ事件はIS(イスラム国)ともアルカイダ

とも関係なく、国内の過激派勢力によるもの

としています。

かつてバングラデシュで起こったブロガー殺人

事件でもIS(イスラム国)ともアルカイダ双方が

犯行声明を出していたので、実際のところ

どうなのかはよく分かりませんが、我々に

とって脅威であることは確かでしょう。

バングラデシュにとって日本は最大の援助国

であり、独立を早い時期に承認したことも

あって非常に親日的な国家ですが、IS(イス

ラム国)の勢力が浸透しつつある今、国民の

親日度以上を上回る脅威が存在するといっても

いいかもしれません。

また、これまで海外に行く時には現地の人が

使う小さな飲食店や商店などは危険として、

大きなホテルや高級レストランのほうが安全

という意識がありましたが、外国人が集まる

場所が狙われる今、そうとばかりもいえなく

なっていますね。

もはや「これからバングラデシュに行く方は

お気をつけて!」というような状況ではない

のかも。

世界各国に過激派分子は潜んでいる可能性も……。

しかし、そう思って疑心暗鬼になることこそ

IS(イスラム国)の大好物でもあり…。

怖がらずに注意する?

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