甲野善紀の古武術メソッドは俳優や音楽家に有効だが弱い?弟子や息子は?

   

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ナンバ歩き古武術介護など、古武術の身体

技法を取り入れたという甲野善紀(こうのよしのり)

身体メソッド、一時、大ブームになりましたね。

かつて話題になったのもNHKで取り上げられた

ことが大きかったように思うのですが、久々に

NHKEテレの「SWITCHインタビュー 達人達

に登場します。

今回は女優の片桐はいりとの対談だそうで。

これは面白そうです。

甲野善紀は各種の古武術を研究した達人という

イメージが強いのですが、ネット上には

「本当は弱い」という声も結構多いですね。

武術家に敵はつきものですが、さてどうなの

でしょう。

今日も勝手に言いたい放題!

 

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甲野善紀の古武術メソッドとは?

 

甲野善紀自らが合気道、鹿島神流、根岸流等

を学んだ後、武術研究会を主宰して実践の

技を磨くと同時に、古武術の伝書や型を研究し

その中から有効と思われる技法を取り出して

作り上げた身体メソッド。

 

体をひねることで力をためて大きなエネルギー

を発する。

固定点や視点を作ることで末端の仕事量を

最大にするというような運動理論の常識を

覆す身体技法で話題になりました。

その代表的なものがナンバ歩きですね。

無駄な力を使わず、実際の腕力以上のエネルギー

を引き出すような体の使い方。

頑張ればいいってもんでもないようなのが

興味深いところです。

できない理由は、その頑張りと努力にあった

 

古武術という古くも新鮮でありがたい響きと

常に藍の和装がトレードマークの甲野善紀の

イメージがマッチして甲野善紀=古武術

というような印象がありますし、実際に

当初は本やDVDなどでも「古武術」を冠した

物が多かった気がします。

しかし、現在はあくまで甲野善紀が創造した

甲野メソッドとでもいうべき手法であり

商品などに「古武術」の冠をつけることは

避けるという姿勢のようです。

 

甲野善紀は本当は弱い?

 

ネットを見ると「達人」ともてはやされる人

だけにアンチも多いようで、甲野善紀の

敗北履歴や器の小ささを示すエピソードが

たくさん。

デタラメの理論だという声もあります。

 

解剖学者の養老公司などは

甲野さんの身体術は、見なきゃわかりません。

本人を見るのが、いちばんですが、

それができなきゃ、映画館で見るしかない。

と言っています。

 

まあ、そうはいっても実際に見る機会はないので

とりあえずよさげな動画を探してみました。

真剣を取っての動きなどはとても機敏で

さすがに武術の達人と言われるだけはある

という印象ですね。

 

しかし吉田秀彦との二畳相撲では1回負けて

ますし、余裕のよっちゃんで指先1本で

勝てるという雰囲気でもない気がします。

ただ50キロの体重差がある相手ですから

やはり、力ではない技を身についていること

は確かでしょう。

 

強いか弱いかを判断するのは実際に対戦して

見るのが一番早い。

これまでそういう対戦も経てきたうえで、

自分は実戦よりも理論をメインにしていこう

と判断したのではないでしょうか。

肩書も武術家ではなく武術研究家となって

いますし。

武術として対戦を前提とする以上に、「身体操法」

として範囲を広げることで、様々な分野を対象と

することができますよね。

マーケティングのターゲットも増えるわけです。

 

甲野メソッドは俳優や音楽家にも有効?

 

自分が普段どんな体の使い方をしているか。

最小の力だ最大限の効果を発するためには

どうしたらいいかの知識を持ったうえで、

演技なり演奏なりのパフォーマンスに臨む

姿勢は重要であり有効だと思います。

これは体を使う人ならパフォーマーや

アスリートに限らず、料理人や重労働の

作業者などはもちろん、専業主婦であっても

大いに益のあることでしょう。

間違った体の使い方をしているために

痛みや故障を生じたり、成果が上がらな

かったりという状況はよくありますから。

 

実際、俳優にとって武術やバレエを習うという

ことは単に特技欄に書くことが増えるという

だけでなく、気づきが多いですよね。

甲野メソッドは武術に端を発したといっても

フェルデンクライスメソッドやアレクサンダー

テクニークなどのように純粋な身体技能を

習得するレッスンとして大いに利用できそう。

台湾の舞踊団クラウドゲイトなんかも太極拳や

座禅、内家拳などもレッスンに取り入れてい

ますし、呼吸(間)を切り離しては考えられない

武術は表現者にとって学ぶところは大きい

だろうなというのが個人的見解。

 

「SWITCH」での片桐はいりとの対談だけでなく

過去には佐野史郎との対談などでもかなり

影響を与えたようですし、最近では音楽家のため、

俳優のための講座も開催しているようです。

 

個人的には音楽家のための講座と俳優のための

講座を分けているところに注目しています。

なんぼのもんじゃと。

アレクサンダーテクニークなどでも同じように

俳優向け、音楽家向けなどのレッスンが

開催されていますが、これは指導者のレベルに

よって得るものがほとんどない場合もある。

指導者自身、体の使い方はプロだとしても

演劇や音楽などに造詣が深いわけでも、自分が

やったことがあるわけでもない場合、とんちん

かんなアドバイスを受けることもしばしば。

そもそも、「そんな発声や歩き方をしている

あんたがそんなこと言うか!」と言いたく

なるようなケースも結構ありました。

だったら、ただの「○○メソッドワークショップ」

とかにしておいたほうがいいのに……。

と思ったりして。

ま、マーケットの拡大ですかね。

 

たとえ世界一の達人でなくても、それなりに

理論を持って技術を身に着けている人に学ぶのは

益があると思います。

肝心なのは実際にやってみて、そこから何を

取捨選択していくかですね。

 

息子も身体技法研究者

 

息子の甲野陽紀さんも高校卒業後、父の武術

指導のアシスタントとして活躍するうちに

甲野善紀と共同でのみならず、個人でも

独自の身体技法を開発しています。

奥様の奈緒子さんは介護食士の資格を持って

介護関係の仕事をされておられるようで、

父譲りの介護術の更なる発展も期待できますね。

 

甲野善紀の弟子はいないの?

 

武術の世界と言えば、師弟関係の厳しさや

入門という言葉が思い浮かびますが、甲野善紀

の場合は基本的に組織を作らず、弟子を取らない

方針のようです。

講座も全国各地で不定期にちょこちょこ開催

されているものの、自身の道場や教室という

ような定期的に学び続けられるような機関は

見つかりませんでした。

 

武術研究家の長野峻也氏は、かつて甲野善紀

に憧れて彼の下で学んだ弟子的存在だった

ようですが、現在では甲野善紀批判の立場に

転じて、技はもとより人格も完全否定!

ふーむ、一度自分が憧れた人だけに理想と

違う部分を見てしまうとその反動は大きいの

かもしれません。

 

身体技法のメソッドはフェルデンクライスに

しても、アレクサンダーにしても講師養成

講座が重要な資金源になっているように

思いますが、まだそこまではメソッドとして

確立していないということでしょうか。

今後、甲野メソッドでも免許制度を始める

日が来るかもしれませんね。

ともかく実践理論である以上、実際に自分で

体験してみないことにはいいとも悪いとも

言えない気がします。

人によって好き嫌いもあるでしょうし。

近所でレッスンがある時にはぜひ参加して

みたいと思います。

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