ラマダンにISテロの可能性の理由は?断食月とは何?イスラム国の書き入れ時

      2016/07/03

イスラムモスク
この記事の所要時間: 532

イスラム国(IS)が大量の殺害標的リストを

公開していたことが大きな話題になって

います。

先日はフロリダで銃乱射事件が起きました。

また20日にはイラン政府が、大規模な

テロ計画を摘発したと発表しています。

事前に阻止することができたことテロは

イスラム教の断食月、ラマダンに合わせて

実行される予定の計画でした。

現在はイスラム教徒のラマダン月、この

時期にはテロが多発する可能性が高いと

言われています。

なぜ、なのか?

ラマダンとは何なのか、調べてみました。

 

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ラマダン(断食月)とは?

 

ラマダンとはイスラム歴(ヒジュラ歴)の

第9月の名前。

この月に1カ月間、宗教上の断食月を行う

ことから非イスラム国家ではラマダン=断食

のようにとらえられることもありますが、

あくまで月の名前だそうで。

イスラム歴(ヒジュ歴)の第9月に行われる行事

で、太陽暦であるため毎年ずれがあります。

 

「1カ月も断食?」とビビりますが、実際に断食

をするのは明るい間だけ。

日没から日の出までの間は食べることが許さ

れているので、その間に昼間の分も食事をとる。

ダイエットには最悪な時期とも言えるでしょう。

この時期には飲食、喫煙、性行為など快楽を

追求する行為は禁止。

水さえ飲んではいけません。

投薬もどうしても必要な場合意外は認められ

ません。

 

面白いのは、この断食は本人の意識が重要で

この期間に断食をしていることを忘れて、

うっかり何か口に運んでしまったとしても

セーフなんだそうです。

しかし、逆に実際には食べなかったとしても

食べる意欲満々で食べ物を探し回っていたり

したらアウトなんだとか。

厳しいのか緩いのか、よく分からないルールです。

 

なぜラマダン月にテロが起きる可能性が高いか?

 

ラマダン月にテロが起きる可能性が高いと

考えられるのは、実際にイスラム国(IS)が

この時期のテロを推奨しているからです。

実際に5月下旬にはイスラム国(IS)が

「ラマダンが近づいた。

攻撃と聖戦の時――征服の1カ月に備えよ」

との声明を発表。

過去の例を見ても、この時期には他の時期より

テロの発生件数が多くなっています。

 

4月以降、大量の民間人殺害標的リストを

公開してきたのは、ラマダンを前にした

内外へのPR行為でもあるでしょう。

 

宗教意識が高まり扇動しやすくなる

戒律を守り、宗教上の徳を重視するこの1か

月間はイスラム新教徒の宗教意識が高まる

時期と言ってもいいでしょう。

日本人の感覚では宗教と殺戮は相反しますが

過激なテロ行為を聖戦と呼ぶ彼らにとっては

矛盾しないどころか神の意に添う行為と位置

付けることができるわけです。

さほど過激ではなかった信者にも普段以上に

彼らの主張が浸透しやすいともいえます。

 

断食明けのイフタールでPR

 全世界にテロの恐怖を強調するだけでなく、

普段から動画やPR曲などで宣伝には力を

入れているイスラム国(IS)。

この時期にはさらにプロパガンダにも力を

入れると考えられています。

昼間の断食を終えると、人々は断食明けの

食事・イフタールをとります。

この食事を寺院に集まって取るケースも多く

食事をしながら説教者の話を聞く場にも

なっています。

欧米社会の腐敗を強調し、「アッラーの言葉

に添うには何をすればいいか」というような

形でテロ活動の正当性を主張するには絶好の

場です。

 

また、テロ行為の評価を高めることで資金や

物資などの支援を募る重要な機会にもなって

いるようです。

 

つまりラマダン月は精神的にも物理的にも

自らの活動をPRしやすい時期で同士や資金を

募りやすい。

また1カ月という一定期間に大きなテロを

行う可能性を敵対諸国に意識させることは

イスラム国(IS)にとって利がある。

両面での相互効果が期待できる重要な

時期なわけです。

 

今年のラマダンは特に危険?

 

2014年6月に建国を宣言したイスラム国(IS)。

昨年11月のパリテロ以降、有志連合、ロシア

イランなどからの攻撃を受け、一時期よりも

実行支配領域はかなり狭まっています。

5月にはシリア民主軍がイスラム国(IS)の

首都ラッカ侵略を開始し、6月に入ると

シリア軍もラッカに侵攻し民主軍を支援する

など、イスラム国(IS)が軍事的にかなり

追い詰められている状態。

 

軍事的な実力に限界があるイスラム国(IS)

が、ここでこれまで以上の過激な作戦で

脅威を示して、敵対国を動揺させようと

する可能性は大いにあります。

 

ラマダン月はいつまで?

 

今年のラマダンは6月6日から7月5日

まで。

すでに民間人の標的リスト公開はそれなり

に注目されているので、今後このリストの

有効性を示すようなテロ行為が行われる

可能性は否定できません。

 

しかし、上でも述べたようにラマダン月は

テロ行為をする脅威アピール期であるだけ

でなく補給期間でもあるので、この時期に

集まった人材や物資、情報などを利用して、

大きなイベントも増える夏や秋にさらに

活動が盛んになる可能性も無きにしもあらず。

まったく西のIS、東の北朝。

あいつらを何とかしろ!

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