中宮寺の半跏思惟像は弥勒菩薩ではない?展覧会やフィギュア情報も!

   

この記事の所要時間: 512

中宮寺の国宝弥勒菩薩半跏思惟像

(はんかしゆいぞう)はアルカイックスマイル

と片足を組んだ半跏と頬に手を添えた

ポーズの美しさで有名です。

仏像のこのポーズはインドから中国・韓国を

経て日本に伝わりました。

日本では弥勒菩薩=半跏思惟像とも認識

されていると思いますが、実は必ずしも

そうではないようです。

今年、日本と韓国で両国の国宝半跏思惟像が

2体同時に公開される展覧会が開かれます。

この機に本物の魅力に触れてみるのは

いかがでしょう。

魅力的な半跏思惟像について調べてみました。

 

スポンサーリンク

中宮寺半跏思惟像

 

中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像。

美しいアルカイックスマイルはエジプトの

スフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作

のモナリザと並んで「世界の三大微笑像」と

称えられているそうです。

スフィンクスが微笑しているとは知りません

でした。

もう1つがなかったのでムリムリの感も

無きにしも非ずです。

 

製造年月の銘文はありませんが、作風など

から7世紀後半の作と考えられています。

作者も記録は残されていません。

当時は仏教の伝来とともに百済から仏師や

仏教建築を建設する木工が渡来した時代。

渡来した仏師について多くの木工が修行

していたと思われますが、これだけ美しい

仏像なので作者は渡来系の物資かもしれません。

釈迦三尊像の作者である鞍作止利(くらつくり

のとり)も渡来人ですね。

一木造ではなく複雑な木寄せによって制作

されています。

黒みを帯びた木質が静謐な美しさを

称えていますが当初は彩色が施され、装飾部

のオプションも付いていたていたと考えられ

ています。

それもまた見てみたいですね

 

材質はクスノキで、聖徳太子が母君、穴穂部

間人(あなほべのはしひと)皇后の姿を刻ませた

とも。

また寺伝では如意輪観音であるとされていますが

世間的には、弥勒菩薩として知られているのは

ご存知の通り。

 

中宮寺半跏思惟像は弥勒伊菩薩じゃなかった?

 弥勒菩薩_中国

「弥勒はワシじゃ!」

 

私は中宮寺の跏思惟像を弥勒菩薩だと思って

きました。

世間的にも弥勒菩薩で通っていると思うの

ですが、必ずしもそうではないようです。

 

片足をもう片方の腿に乗せて物思いにふける

ように手を頬に添える半跏思惟の姿勢は

弥勒菩薩像の代表のように思われていますが、

もともとこの姿勢の仏像は紀元1~3世紀頃

のガンダーラ美術にすでに見られ、お釈迦さま

を指す「シッダールタ太子像」という名前が

ついています。

シッダールタ太子像

その後、中国に伝わり朝鮮半島に至ると、同じ

ポーズの仏像が弥勒菩薩像と呼ばれるように

なりました。

ですからこのポーズをとっているからといって

弥勒菩薩とは限らないということです。

違うキャラでも同じポーズをとることはあると

思うのですけどね。

 

この独自のポーズはいかにして衆生を救おうか

と考えている姿勢だと言われています。

弥勒菩薩は56億7000万年後にこの世界に

現れて、多くの衆生を救うために現在は兜率天

で修業をしているという弥勒伝説で有名です。

左右対称ではない美しいフォルムが衆生の救済

に思いを巡らしているという話にリアリティを

感じさせたんでしょうね。

中国では弥勒菩薩というと日本でいう布袋様

のように太って頭はツルピカ、耳が長く、怖い

ほどの超笑顔の姿が一般的。

そんなこんなで、まもなく開催される特別展

では「弥勒菩薩」の表記を使わず「半跏思惟像」

とのみ表記されているようです。

 

「ほほえみの御仏-二つの半跏思惟像-」

 

6月21日(火)から7月10日(日)まで東京

国立博物館で開催される特別展

「ほほえみの御仏-二つの半跏思惟像-」

では日韓両国の国宝半跏思惟像が一挙に

鑑賞できます。

 

会期:6月21日(火)から7月10日(日)

会場:東京国立博物館 本館特別5室(上野公園)

開館時間:9:30~20:00(入館は閉館の30分前まで)
※ 6月21日(火)は17:00まで)

入場料:一般1000円(900円)、大学生700円(600円)、高校生400円(300円)
中学生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金

逆にこの時期に半跏思惟像を目当てで

中宮寺に行ってもお目にかかれないという

わけですね。

 

半跏思惟像のフィギュアもある!

こういう美しいお姿を日々目にしていれば

少しは心静かに過ごせるのかも……

なんて思う方は多いのではないでしょうか。

そんなあなたや私のためのフィギュアも

あるようです。

画像で見る分にはなかなかリアルですね。

お値段も7万円とそれなりに高価ですから

一定のクオリティは期待できそう。

インテリアとしても楽しめると思います。

送料無料【菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)】

「美しいものが嫌いな人がいて?」

人間だろうと仏像だろうと美しいものは

やっぱりいいですね。

個人的には広隆寺の弥勒菩薩像のほうが

好みではあるのですが、どちらもそれぞれ

独自の美を誇っていると思います。

曜変天目茶碗が中国から消えた理由は?現在の値段や価値は?

アートアクアリウム2016の混雑は?期間やアクセス~会場やチケットも

 - アート, おでかけ