花柳貴彦氏が名取裁判に勝訴!6月の五代目寿輔襲名はどうなる?

      2016/05/26

hanayagi_takahiko
この記事の所要時間: 450

裁判にまで発展した花柳流のお家騒動

裁判自体は花柳貴彦氏勝訴という一つの

結論を得たようです。

これで不当に除名された名取の地位は

保全されたわけですが、これは花柳貴彦

イコール花柳流五世寿輔を保証するもの

ではないわけです。

今後も家元に関してはまだまだもめそう

な予感です。

6月には強硬な襲名披露も予定されている

模様ですが、今後どうなるのでしょう。

 

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裁判勝訴で確認されたもの

 

5月23日、これまでの裁判で花柳貴彦氏が

勝訴しました。

これによって保障されたのは貴彦氏の請求

である以下の内容。

花柳貴彦が花柳流の名取の地位にあることの確認。

花柳貴彦が花柳流花柳会の会員の地位にあることの確認

今回の判決は

「寛氏が四代目就任を強引に推し進めた

側面は否定しがたく、青山氏が疑問を

呈するのは相応の理由があった」

「青山氏に著しい非行行為があったとは

言えず、除名処分は裁量権を超えている」

つまり、現在花柳流四世宗家家元花柳寿輔を

名乗っている花柳寛氏に除名されたのは、

不当な処分であり、無効だということは

証明されたわけです。

 

つまり花柳流の名取であることは確認された

ものの、寛氏の四代目としての正統性が

否定されたわけではありません。

つまり家元問題に関しては発展があった

わけではないのです。

現状の寛氏が家元を名乗り、五世花柳寿輔に

自身の孫の六代目花柳芳次郎(花柳創右)を

指名している状態は依然としてそのままです。

 

寛氏は強硬に既成事実にする意向

 

寛氏は6月に花柳流五世宗家家元を孫の六世

花柳芳次郎に継承させ、自身は二世花柳寿應

を名乗る「寿應、寿輔の襲名を祝う会」を開催

する予定のようです。

 

これに関して藤間流六世家元藤間勘右衞門氏が

「寿應、寿輔の襲名を祝う会」について

と題した文章を公式サイトで発表。

内容は、寛氏より下記のような内容の手紙を

受け取ったことに対する立場の表明です。

御貴殿の御芳名をパーティーの発起人として

拝借させて頂きたく存じ、本来ならば

お願いに参上すべきでは御座居ますが、

先ずは書面にて御快諾賜ります様に

お願い申し上げます。

藤間勘右衞門氏がこれを受け取った時点で

すでに印刷物に藤間流六世家元藤間勘右衞門

の名前があり、外部にも一部出ているという

状態だったようです。

藤間勘右衞門氏の主張は、

自身は花柳流の家元問題には一切関知しない

し発言する立場にもない。

六世花柳芳次郎の寿輔襲名を否定する意図も

花柳流事態を誹謗中傷する意図もないが、

事前の連絡なく名前を使われたことや、

名前を提供することで世間からあらぬ邪推を

受けることは甚だ迷惑であるゆえ、発起人では

ないと明言しておく。

という趣旨のものでした。

 

自身の襲名が当然支持されるという自信の

元に実行された行動なのでしょうか。

礼儀に厳しい伝統芸能の社会で、しかも

社会的に微妙な問題になっていることを

承知の上で、断りもなく権威のある人を

自身の味方につけようとする姿勢は襲名の

正当性以前に流派の上に立つものとして

いかがなものでしょうね。

 

また寛氏が名乗ろうとしている二世寿應は

あまりに大きい名跡であるため一代限りの

「止め名」として後代が襲名しないものと

されている大名跡。

これを独断で襲名することにも芸道上の

倫理観が問われるところ。

孫に寿輔を名乗らせて家元の地位を確保した

うえで自分はその上に立つ最高位である

ことを強調しようとする姿勢でしょう。

既成事実を重ねることで、力づくで家元の

地位を自分の手に入れようとするやり方は

周辺社会主義国のやり方にも似ております。

ならず者舞踊家とお呼びしたい。

 

結局のところ花柳流家元は誰に?

 

裁判で勝訴と聞いて私は「やっぱり貴彦氏が

花柳流家元!」と思ったのですが、裁判では

あくまで花柳貴彦氏が名取であると認められた

だけで、家元が誰か問題に関しては今回の

裁判では何も進展がありません。

ただ、貴彦氏が正当な権利を取り戻し、家元

争いをする土俵に戻ったという程度の成果と

言えると思います。

 

今回の裁判で勝訴した貴彦氏は、

「自分が除名されただけでなく、自分に関わる

人物までも除名されたというような現状の

中で自分の身を守るために流派の者は言いたい

ことがあっても声を発せられない状態。

今後は正しいことは正しいと発言できるように

していきたい。

花柳の流儀自体がより良い方向に進んでいける

ようにしたい」

としています。

この言葉通り正義が正義として認められる

結果が出るといいのですが。

これまでのいきさつは以下の記事をお読みください

花柳流四代目は誰が継ぐ?お家騒動これまでの流れ!裁判の結果は?

花柳貴彦(青山貴彦):プロフィール!プリンスは四代目花柳壽輔?

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