馬術競技(障害飛越)の採点やルール!馬場馬術との違いは?

      2016/04/30

この記事の所要時間: 525

馬の競技というと一番に思い浮かぶのは

競馬でしょうか。

速さを競う競馬に対し、馬術と呼ばれる

競技では何を競っているのでしょう。

馬術と言っても馬場馬術と障害飛越の

二種類があり、この2つにおいても何を

競うかは違います。

今回は馬場馬術と障害飛越の違い、そして

障害飛越のルールや採点についてご紹介。

 

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馬場馬術と障害飛越の違いは?

 

障害飛越は馬場内に設置された10~12個の

障害を規定時間内に決められた経路で走行

飛越します。

上記に加えて速さを競う場合もあります。

ざっくり言えばハードル競技のようなもの。

 

これに対して馬場馬術はフィギュアスケート

の競技のようなもの。

20×60mの馬場内で既定の演技をこなし、

演技の正確さや美しさを競います。

フィギュアスケートと同じように審判の主観

に大きく左右される競技です。

 

馬術競技はざっくり4種類

 

馬術には馬場馬術、障害飛越馬、馬場と障害

両方の成績で競う総合馬術、そして数10

キロの長距離を数時間かけて騎乗し、その

走行タイムを競うエンデュラスがあります。

 

エンデュラスは公式競技としては、まだ

歴史が浅く、2006年からアジア大会の

種目に採用されました。

 

障害飛越競技のルール

 

もともと貴族のスポーツである馬術は

マナーにおいても様々なルールがあります。

 

規定の服装を着用

  • ヘルメット:3点固定式のチンストラップ付き黒か紺
  • ジャケット:赤か黒か紺
  • キュロット(乗馬ズボン):白または淡黄褐色
  • 長靴:黒または茶色の長靴(革製)
  • タイ:白のタイかチョーカー
  • シャツ:白、襟が白なら薄い色も可
  • 鞭:75㎝以内の短鞭

競技前の下見も正装で

障害競技では競技全体の開始前に一斉に

下見を行います。

下見も本来は正装で行うのが決まりですが

暑い季節などには「ジャケット着用無しで可」

というアナウンスがあることもあります。

下見では経路の確認と共に、歩数を測って

走行計画を立てます。

この時、障害に触れてはいけません。

また指導者などに同行してもらうことも可。

人馬の名前が呼ばれたら速歩で入場

常歩で入場しても失権はしないと思いますが

印象はごく悪いです。

入場したら主審に敬礼

敬礼を忘れると審判はその選手の走行を

拒否する権利を持っています。

また警告や罰金の対象になり得ます。

敬礼を忘れるとベル前スタートで

失権することにもなりかねません。

また敬礼は鞭を上げるか、頭を下げる

ことで敬意を表したとみなされますが、

手をこめかみにあてる敬礼をする際には

手綱をまとめて左手に持ち右手ですること。

左手でする敬礼は欠礼です。

敬礼後ベルが鳴ったらスタート

ベルが鳴って45秒でタイム計測が

始まるので、ぐずぐずしていると

タイムロスになります。

競技後は主審に敬礼して退場

競技終了後はゴールしたか失権したかに

関わらず退場前に主審に敬礼して退場。

落馬や転倒した場合にも、基本は騎乗して

敬礼した後に退場すること。

 

馬術障害飛越競技の採点法

 

標準の障害飛越嬌徽の場合、採点は減点法で

行われます。

反抗も障害の落下もなく規定時間内にすべて

の生涯を飛越してゴールすれば減点ゼロ。

減点数が同じ選手が複数いる場合は、タイムで

決定する場合とジャンプオフと呼ばれる

勝者決定戦を行う場合があります。

ジャンプオフは減点数が同じ場合はタイム

レースでタイムが速い選手を勝者とします。

 

減点法は以下のとおり。

ベル前飛越(入場してベルが鳴る前に第一障害を飛越する) 失権
1回目の不従順(馬が障害を回避したり、障害前で停止したり、障害前で巻き乗りや後退した場合) 4点減点
2回目の不従順 4点減点
3回目の不従順 失権
飛越中の障害落下 4点減点
水壕障害(水を張った障害)での着水 4点減点
馬の転倒、騎乗者の落馬 失権
経路違反(障害を飛ぶ順序を間違えたり、反対方向から飛んだりした場合) 失権
規定時間の超過 1秒1点減点
制限時間の超過 失権
不従順に伴う障害の落下(飛越前に障害が落下、崩れるなどして復帰が必要な場合) 4点減点と中断4秒分を加算
乗馬が場外に飛び出す 失権
スタート後45秒、障害間45秒(スタートしてから第一障害、また障害飛越後次の障害が45秒以内に通過できない場合) 失権

この他、馴致といって馬が障害前で回避・

停止した場合などに障害をよく見せるような

行為や馬に障害を見せつつ鞭を使うなどの

行為も審判の判断で失権となり得ます。

 

以上は標準の採点法ですが、S&H

(スピード&ハンディネス)と呼ばれる

タイムレースの場合は障害の落下も減点

ではなく、走行タイムに加算します。

実際の走行タイムに落下があった場合の

換算タイムを追加し、合計タイムの早い

選手を上位とします。

  • 障害物の落下:走行タイムに4秒加算
  • 不従順(反抗):2回目から失権

 

以上ざっくりとのご紹介でした。

競技を見る際には参考にしてください。

昔は左手での敬礼も失権の対象だったような。

多少変わってきているようですが、やはり

競技以外のマナーも要求されるスポーツですね。

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