ブレスレス・クワイア(呼吸器系疾患合唱団)歌で病気を克服!

      2016/04/16

ブレスレス・クワイア
この記事の所要時間: 551

ブレスレス・クワイアをご存知ですか。

呼吸器系疾患を持った方たちばかりで

結成された合唱団です。

 

呼吸器に問題がある、つまり呼吸がうまく

いかないので彼らにとって歌うことは、

普通の人以上に困難を伴います。

しかし、練習によってこれを克服し、

肺活量を上げることで病気も克服するという

成果を上げているそうです。

 

彼らはどんな練習をして、どんな成果を上げて

いるのか。

調べてみました。

 

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ブレスレス・クワイア(呼吸器系疾患合唱団)とは

ブレスレス・クワイアは、その名前の

「息切れする合唱団」の通り、呼吸器系の

問題を抱える人たちで結成された合唱団です。

 

肺不全で命の瀬戸際をさまよったのち回復

したものの、酸素吸入が欠かせなくなった人。

 

2011年、米国でのテロ現場で熱い灰を吸い込み

火傷を負って肺の機能の3分の1を失った男性。

 

音楽の道に進むことを目指していた女性。

しかし、病気のために持っていた才能は

消えてしまったかに見えました。

 

赤ん坊のころから嚢胞性繊維症を患っている

女性。

進行性の病気のために、常に厳しくなる

状況と戦い続けています。

 

免疫性疾患や喘息、慢性閉塞肺疾患(COPD)

生体出血など、それぞれの抱える問題は

さまざまですが、メンバー18人の誰もが

呼吸器に障害を持ち、歌うことが困難な

状態。

 

こういう合唱団のプロジェクト自体は

フィリップス社がバックアップしている

ようです。

 

歌うことで生まれる呼吸器系疾患を持つ人たちの変化

指導するのはギャレス・マローン

(Gareth Malone)氏。

最初のレッスンでは慣れない呼吸の使い方に

むせてせき込むメンバーも。

またうまく声が出ないことで、みな表情も

暗いです。

 

歌えないから歌わない。

呼吸に関わる筋肉を使わないようにする

生活で、余計に筋肉は衰えていく。

最初はうまくいかなくても、いい声が

でなくても、無理のない形で歌う方法を

見つけ出すとで、筋肉は少しずつ

鍛えられていく。

悪循環から脱出してより良い方向に向かう

ことができます。

 

歌えるようになることで自信がもてるよう

になる。

自身ができれば、さらに前に進める。

それは歌うことだけでなく生きることの

上でもです。

 

暗かった表情も声を出すうちに明るく

なっていくメンバーたち。

けいこ場の空気も変化してきます。

 

さらにあの有名なアポロシアターの

ステージを踏めると聞かされた時は

メンバー全員の顔がまさに輝きます。

 

アポロシアターのステージで歌う

メンバーたち。

喜びの表情はもちろんですが、

歌もいいです。

見事なシャウトができるメンバーも

いますが、声を張ることはできない

メンバーもいる。

それでも、それぞれが自分なりの表現を

獲得して、それが歌の豊かな表情と

なっています。

 

何よりすごいのは、ここに至る彼らの変化は

たった4日間で起こったこと。

つまり彼らはできなかったのではなく、

やり方を知らなかった。

あるいは意識が変わったことで、

できるようになったと言っても

いいと思います。

 

歌に限らず、今私たちができないと思っている

ことも、やり方を知らないだけ。

意識を変えれば、できるようになる可能性は

あると考えることもできますよね。

 

歌うことでブレスレス・クワイアが得たものは?

 

彼らが表現の目標としているのは、

「ベルカントで歌いたい」

「カラオケバトルで優勝したい」

というようなものではなく、自分にできる

歌い方で自分にしかできない表現を見つける

ことだという気がします。

 

歌うこと自体を諦めていた人が歌えるように

なったことで、実際に呼吸をサポートする

筋肉が鍛えられ、以前より健康になっていく。

これは大きな成果と言えるでしょう。

 

しかし、それ以上に大きな成果は彼らが

生きる希望や勇気、自信、そしてそれを

支える仲間たち。

 

これによって病気がなかったことになる

のは難しいかもしれないけれど、これまで

よりもより健康的に、そして人生に喜びを

感じながら生きられるようになったこと

こそが何より素晴らしいと思います。

 

呼吸器疾患の人たちに限らず、歌うことが

心身の健康に大きく役立つことは

私も実感しています。

 

つらい時に一人音楽を聴いたり、

思わず歌を口ずさんだりした経験が

ある人は多いのではないでしょうか。

音楽自体の癒しの力とともに、歌うこと

は自分を解放することにつながります。

歌うことに限りませんね。

もう少し広く、表現することと言っても

いいかもしれません。

 

でも、歌うことはその中で比較的手軽に

できるのではないでしょうか。

自分さえいればいいんですから。

 

そして、ダンスや太極拳でもそうですが

同じ場で一緒に声を出したり、同じ動きを

したりすることで人と人との間には

自然と共鳴が生まれてきます。

その中で人はさらに自分を解放できる。

 

日本でもこうした活動が盛んになると

いいなと思います。

そして、自分も久しぶりに歌いたい気持ちに

なりました。

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