ホセ・ムヒカ氏プロフィール!大統領時代の給料や生活費~自宅や本も

      2016/04/12

jose_mujica
この記事の所要時間: 644

ウルグアイホセ・ムヒカ元大統領

話題です。

世界で一番貧しい大統領」として、その

清貧な生活が話題になり、2015年12月、

惜しまれて任期満了で退任。

その思想を表す多くの名言やスピーチでも

有名です。

 

ホセ・ムヒカ大統領とはどんな人物だった

のか、調べてみました。

 

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ホセ・ムヒカ元大統領:プロフィール

 José Mujica画像出典:http://www.ntdtv.com
ホセ・ムヒカ氏夫妻

氏名:ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ(José Alberto Mujica Cordano)

生年月日:1935年5月20日

出身地:ウルグアイ、モンデビデオ

愛称:エル・ペペ

 

貧しい少年時代

 

モンテビデオから12キロほど離れた

パソ・デ・ラ・アレーナに誕生。

家庭が貧しかったため花売りや家畜の世話

などをして家計を助けながら少年時代を

送りました。

若い頃には自転車競技の選手として活躍した

こともあります。

 

ゲリラ活動に参加

 

1960年代に入るとウルグアイの極左組織

ツパマロスに加入。

ゲリラ要員として数々の襲撃や誘拐に携わり

4回の逮捕、2回の脱獄を経験し、銃弾を

受けたことも6回あります。

最後に逮捕された時には、軍事政権側の人質

として軍事政権の終焉まで約13年間、収監

されていました。

 

貧困家庭に生まれて、その苦労を知っている

からこそ、それを改善するために戦う道を

選んだのでしょう。

 

いまでは、いかにも好々爺といった風貌と

質朴な暮らしぶりで穏やかな印象ですが、

信念のためには戦う情熱を持った人だった

わけで、現在の生活も浮世離れした仙人的な

発想ではなく、当時からの信念に基づくもの

なんだと思われます。

 

議員から大統領に

 

1985年の民政移管で軍事政権が終了し、

出所後はゲリラ仲間と左派政治組織を結成。

1995年に下院議員選挙に当選し、政治家

デビューを果たしました。

その後、2005年に農牧水産相として

初入閣し、2009年の大統領選で当選し

2015年12月まで任期を全うしました。

 

大統領時代の給料や資産・生活費・生活ぶりは?

 

大統領就任後の給料は約1万1000ドル

(約120万円)。

しかし、ホセ・ムヒカ氏は1500ドル

(約17万円)ほどを生活費として残し、

あとは全部寄付していました。

生活費として残す額は、ウルグアイの

平均月収程度と考えていたようです。

 

2014年にホセ・ムヒカ氏が報告した資産

総額は32万2883ドル(約3,680万円)。

副大統領の資産の半分にも満たない額でした。

日本の総理大臣の年収は約5000万円を

考えても大統領の総資産としては慎ましいです。

 

農場は妻の資産なので彼のめぼしい

個人資産は1987年製のフォルクスワーゲン

ビートル1台のみ。

アラブの富豪に100万ドルの値を付けられても

「車を譲ってくれた友人に申し訳ない」

として売らなかったことで有名です。

 

大統領の特権は一切享受しない

 Uruguay Presidential Palace画像出典:http://www.dadas.com.tw
ウルグアイの大統領官邸

多くの大統領は外交で海外を訪問する際には

専用機を使います。

しかしホセ・ムヒカ氏は大統領専用機を

持たず、一般航空機のエコノミークラスを

利用。

時にはよその国の専用機に便乗させて

もらったりすることもありました。

 

また大統領官邸も使わず、以前からの

質素な自宅で生活。

任期中の冬季、大統領官邸は貧しい人や

ホームレスたちに開放されていました。

 

大統領には通常何人ものSPがつけられますが

ホセ・ムヒカ氏の家には門前に警察官が2人

立っているだけ。

 

自宅は農場にある古い家

Uruguay Presidential house画像出典:http://www.dadas.com.tw
ホセ・ムヒカ氏の自宅

大統領就任以前から暮しているモンテビデオ

の郊外にある農場。

ここで奥様のルシア・トポランスキー議員と

足の悪い犬のマヌエラと一緒に暮らしています。

夫妻に子供はいません。

マヌエラは取材の時にも一緒に

登場し、ウルグアイでは有名な人気犬。

Manuela画像出典:http://www.dadas.com.tw
ホセ・ムヒカ氏と愛犬マヌエラ

この農場自体は奥様の資産だそうです。

木造の古い家は、洗濯場が家の外にあり

水は野原にある井戸から自分で汲んで

こなければなりません。

 

自宅に取材に訪れた記者に、

「このような場所に大統領が住んでいることは

普通では考えられないですよね」

と尋ねられたホセ・ムヒカ氏は、

「大統領官邸のような場所に住むことこそが

普通じゃない。

あんな生活ができる国民がどれだけいる?

多くの大統領のように権力圏に住もうとは

思わない。

多くの国民と同様の生活がしたい」

と応えています。

 

慎ましい生活は節約ではない

 

質素な家に住み、古い車に乗り、給料の

大部分を寄付する。

大統領としては異色の慎ましさですが、

ホセ・ムヒカ氏自身は、これを犠牲とか

節約とは考えていないそうです。

 

自分に必要なだけのものを持って生活する。

それは必要なものさえ我慢する節約では

なく、質素に見える生活も本人からすれば

「満ち足りている」とのこと。

まさに「足るを知る」です。

ウルグアイは社会主義の国ではありませんが、

こういう発想の人ばかりなら、社会主義も

成立するんだろうなと。

いろいろ考えさせられるムヒカ氏のスピーチ。

興味深い言葉が続きます。

「人は発展するために生きているのではない。

幸せになるために地球にやってきた」

こういう物質至上主義を否定する発言を

する人は世の中には結構いますが、

潤沢な資金や権力を行使できる立場に

いながら、必要なものしか手にしなかった

ムヒカ氏の口から出る言葉だからこそ

リアリティをもって伝わります。

 

著書も好評

じわじわと共感を呼びつつある

ホセ・ムヒカ氏の考え方。

彼の言葉を集めた本も話題になっています。

ホセ・ムヒカ氏自身が書いた本は、まだ

ないようです。

彼自身が書いた本を読んでみたいですね。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ(絵本)

悪役 世界でいちばん貧しい大統領の本音

世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

ホセ・ムヒカの生き方と言葉

「すばらしい、こうあるべきだ」

と感動することは簡単ですが、

重要なのはそれを自分の生活に

いかせるかどうか。

自分なりの「足る」がどういうものなのか。

考えてみたいと思います。

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