夏目漱石のいちごジャムレシピ!明治の味を再現!復刻版通販も!

      2016/04/12

この記事の所要時間: 617

甘いもの好きだったことで有名な文豪、

夏目漱石。

『吾輩は猫である』の中にもジャム好きの

苦沙弥先生を描いた部分があります。

漱石自身もジャム好きでいちごジャムを

愛食していました。

これはロンドン生活へのノスタルジーかも

しれませんね。

 

そんな漱石先生が食べていたイチゴジャム。

どんな味だったんでしょう。

 

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苦沙弥先生は漱石自身

 natume_souseki

『吾輩は猫である』の珍野苦沙弥先生。

英語教師で偏屈でノイローゼ気味。

胃が悪いが甘いものが好きで1カ月で8缶の

イチゴジャムをなめる。

 

苦沙弥先生のモデルは漱石自身だとよく

言われますが、1カ月でジャム8缶も

漱石自身のエピソードを反映したものの

ようです。

 

家系が苦しいことを夫に訴える細君と

苦沙弥先生の会話。

「今月はちっと足りませんが……」

「足りんはずはない、医者へも薬礼は

すましたし、本屋へも先月払った

じゃないか。

今月は余らなければならん」

 

「それでもあなたが御飯を召し上らんで

麺麭を御食べになったり、ジャムを御舐めに

なるものですから」

「元来ジャムは幾缶舐めたのかい」

「今月は八つ入りましたよ」

「八つ? そんなに舐めた覚えはない」

「あなたばかりじゃありません、

子供も舐めます」

「いくら舐めたって五六円くらいなものだ」

パンにジャムというロンドンでの習慣を

思わせる食生活ですね。

「なめたと言っても5,6円くらい」

(たいしたことではない)

という口調の苦沙弥先生。

当時の5,6円ってどのぐらいの価値

なんでしょうか。

 

日本で初めてイチゴジャムが作られたのは?

 

当時の5,6円の価値の前に、当時のイチゴ

ジャムはどんなものだったのか。

 

ジャム自体は江戸時代にオランダの宣教師に

よって持ち込まれていると思われますが、

記録はないそうです。

 

初めてジャムが作られたのは明治4年

(1871年)頃、新宿の農事試験場で製造

販売が開始されました。

 

企業生産されたのは1881年(明治14年)

長野県人によって缶入りのイチゴジャムが

創られたのが始まり。

 

日本では江戸時代にオランダいちごが

輸入されていましたが当初は観賞用と

して普及した程度で、食用ではなかったとか。

そもそも日本にはイチゴを食用する習慣が

なかったわけです。

長野でイチゴジャムが作られたのも、

まだ品種改良されないイチゴは生ではスッパ

過ぎて食用に向かないことから考え出された

可能性もあります。

 

その後、国産第一号のイチゴとして明治

31年(1898)、新宿御苑の農学博士、

福羽逸人がフランスのイチゴ品種ゼネラル・

シャンジーから開発した「福羽苺」が誕生。

当時の新宿御苑は皇室の御料地だったため

「御料イチゴ」とも呼ばれ、当初は門外不出。

その後、全国に広まっていったとされて

います。

 

つまりイチゴ自体が食用されるようになった

のは明治時代になってから。

それが世間に普及するには、さらに数年かかる

でしょう。

また、それを使ったジャムは一般家庭に普及

するのは、さらに数年後になるはずです。

 

毎月初任給の半分以上をなめる

 

明治屋が最初にイチゴジャムを販売したのが

1911年(明治44年)。

長野では早くからイチゴジャムの生産が盛ん

だったようですが、郷土食品的な位置づけで

全国には普及していなかったのかもしれません。

漱石がロンドン留学から戻ったのは明治36年。

帰国後『吾輩は猫である』を執筆した頃は

まだイチゴを食べる習慣も定着しておらず、

ジャムは輸入品が主だったのではない

でしょうか。

 

河内一郎著『漱石、ジャムをなめる』(創元社)

は、『吾輩は猫である』の中で苦沙弥先生が

なめていたのは輸入品のイチゴジャムだと

しています。

 

1カ月に1斤缶(530グラム程度)×8缶。

苦沙弥先生によれば5,6円。

当時の公務員初任給は約8~9円。

とすると毎月、初任給の半分以上を

なめていることになります。

そりゃ、奥さん文句も言いたくなりますぜ。

 

明治時代のいちごジャム・レシピ

 

明治時代でも現代でもイチゴジャムは

砂糖でイチゴを煮ることは同じ。

では、何が違うのでしょう。

それは甘さです。

 

最近は甘いことは罪ですから、何でも

当分は少ないほうが歓迎されますよね。

しかし当時は甘いことが贅沢でした。

さらに冷蔵庫などの保存環境も今ほど

よくないので糖度を上げたほうが、より

保存に適していたわけです。

 

そんな明治時代のイチゴジャムを作るには、

基本はイチゴと同量の砂糖でと考えたら

イイでしょう。

当時の味わいを出すなら、ザラメや三温糖

などのほうがよりコクが出ます。

【材料】

いちご:250g

ザラメ:250ℊ

レモン汁:大さじ1

レモン汁は風味をよくするとともに

ペクチンを補います。

1.ヘタを取らずにイチゴを洗い、
水気を取って、ヘタを取る。

2.イチゴにザラメをかけて、レモン汁を
加えて冷蔵庫に入れ一晩おく。

3.翌日になると水分が出ているので
鍋に移して弱火でコトコト煮る。

 

明治のジャムの復刻版もあり!

作るのが面倒という方のために、老舗の

明治屋が当時の製法を再現して作った

復刻版MYジャムもあります。

M-Yジャム 復刻版いちごジャム 缶入り

今ではジャムの種類も多様化して、いろいろ

なフルーツのジャムがありますが、ジャムと

聞いて一番に想像するのは、やっぱり

イチゴジャムですよね。

 

そして、イチゴジャムは手作りがおいしい!

砂糖の量も自由自在です。

煮方もフレッシュな感触を残すなら、

先に水分のみを煮詰めてから果実を加えて

形が残る程度に煮るればいい。

保存性を高めるためなら、砂糖多めで

煮崩れるほどにしっかり煮ればいい。

その時の気分や用途によって調節すればいいし

ご自分の好みの味を見つけるのも楽しいです。

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